ある日、パソコンの電源を入れたのにWindowsが起動しない─。人災、天災の別にかかわらず、災害は突然やってくるもの。しかし、「日ごろの備えが欠かせない」と分かっていても、毎日すべてのデータをバックアップしている人はなかなかいないだろう。

 それでも、あきらめてはいけない。Windowsが起動しなくても、ハードディスク(HDD)自体が壊れていなければ、データを救える可能性はあるのだ。今回の特集では、起動しなくなったパソコンから、文書や画像、メールなど、失われては困る最低限のデータを救い出す方法を紹介する。

 では、どのような状況なら、データを救い出せるのか。パソコンが起動しなくなる原因別に分けて考えよう(図1)。

図1 パソコンが起動しなくなる原因は1つではない。マザーボードやハードディスク(HDD)が壊れてしまった場合は、自力での復旧が難しいが、Windowsの起動に必要なファイルが壊れている程度なら、自力でデータを救出できる
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 1つは、パソコンの電源回路や基板が壊れるケース。これはかなり重症で、データを救うにはHDDを取り出すしかない。パソコン自体は修理になる

 2つ目は、内蔵HDDが故障してしまうケース。HDDが壊れると、個人がデータを救うのは不可能だ。どうしてもデータを救いたければ、復旧専門会社に問い合わせるしかないが、多額の費用が掛かる。ただ、データをあきらめて新しい内蔵HDDに交換すれば、パソコン自体は直ることが多い。

 3つ目は、基板もHDDも壊れていないが、HDD中の一部のファイルが壊れたためにWindowsが起動しないという、“軽症”のケースだ。これが意外と多い。

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