Outlook Express(OE)のアドレス帳を引っ越すときは、「エクスポート」という機能で、アドレス帳をファイルとして一度保存する必要があります。このときファイル形式を「CSV」で保存したのが、文字化けの原因だと考えられます(図1、図2)。

アドレス帳を引っ越したら文字化けした

図1(上) 既に保存してあるOEのアドレス帳をWindows メールに引っ越すときは、「ファイル」→「インポート」→「Windowsアドレス帳」とクリック。後は画面の指示に従って、アドレス帳のファイルを指定する。
図2(下) 図1の後、「CSV~」のファイルを指定して読み込むと、上図のように文字化けしてしまう。
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 CSVは、エクセルや年賀状作成ソフトなどでも利用できる汎用的な形式で、これ自体に問題はありません。ただ、パソコンで文字を表示するために「文字コード」という取り決めがあるのですが、CSVで保存したファイルの文字コードに、Windows メールが対応していないのです。このため、文字化けが起きてしまいます。

 直し方は簡単です。アドレス帳のファイルを右クリックして「メモ帳」で開き、「UTF-8」という文字コードで保存し直してください(図3、図4)。これでWindows メールに正常に読み込めます。

Vista側で「メモ帳」で開いて文字コードを変更する

図3(上) アドレス帳のファイルを右クリックして、「プログラムから開く」→「メモ帳」とクリック。
図4(下) メモ帳が開いたら、「ファイル」→「名前を付けて保存」とクリック。「文字コード」欄で「UTF-8」を選び(1)、「保存」(2)。「~上書きしますか?」と表示されたら、「はい」をクリック。この後、再度図1の手順でアドレス帳を読み込むと、正常に引っ越せる。
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 なお、これから引っ越す場合は、OEの「エクスポート」を使わず、アドレス帳のメニューから、「WAB」というアドレス帳の独自形式で保存すれば、文字化けはしません(図5)。

OEで「アドレス帳」を独自形式で保存

図5 OEで「アドレス帳」をクリックし、「ファイル」→「エクスポート」→「アドレス帳(WAB)」とクリックすると(左図)、アドレス帳独自のファイル形式で保存できる(右図)。
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(協力:マイクロソフトコンシューマサポート部 山口 森氏)

出典:日経PCビギナーズ 2009年9月号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。