パソコン作業の疲労で、目の疲れに次いで多いのが首・肩の疲れだ。腕・手・指の疲れを訴える人もいる。これらは入力機器であるキーボードやマウスの長時間操作が大きな要因となっている。自己流の癖を見直し、正しい利用法を身に付ければ作業の効率アップも期待できる。

 パソコン疲れの原因はディスプレイだけではない。キーボードやマウスを操作するときの姿勢や操作法も原因の一つになる。

 そもそも、キーボードを打ったりマウスを動かしたりという行為自体が、人間にとって不自然な動きになるのだという。「キーに合わせて体をよじっている状態になるため、長時間続けると疲労が生じやすい」(マイクロソフト リテールビジネス事業部 コンシューマ製品部 プロダクトマネージャの島田真有美氏)。

 キーボードを利用する際は、「人間がキーボード側に合わせるのではなく、負荷の少ない動きで済むよう、キーボード側を人間に合わせる意識が重要」(島田氏)とのこと。

 キーボードを置く位置は、キーボード全体の中心をディスプレイの中心に合わせた方が、整然としているように見える。しかし、この状態だと、ホームポジションのキーに指先を置いたとき、体全体が左側に寄ってしまう。体の負荷を減らすには、ホームポジションを基準に考えて、「G」「H」キーの間が中心になるようにしたい(図18)。

鉄則5 理想の設置位置を厳守せよ

図18 ディスプレイの中心に対してキーボード全体の中心を合わせると、見た目は整然とする。しかし、これだとキーを打つ際に、体が左に寄る。中心は[G]と[H]キーの間に合わせよう
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 キーボードとマウスの位置関係も重要。離れすぎていると、手の移動量が増えるので疲労につながる。キーボードの右側にマウスを置くのであれば、幅が長すぎるキーボードはなるべく避けよう(図19)。テンキーを省いたキーボードを使い、必要なときだけUSB接続の外付けテンキーで対応するのも手だ。

図19 右手はキーボードとマウスの間を何回も往復する。そのため、キーボードとマウスは近い方が、手の移動が少なくてよい。幅が長いキーボードの右側にマウスを置くのは避けた方が無難だ
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