初心者向けの注意点としてよく言われるのがマザーボードを取り付ける前に、「必ずマウントねじ(スペーサー)を付けること」だ。あまりに当たり前なので、自作に慣れたユーザーなら付け忘れることはないだろうが、あえて取り付けを忘れてみるとどうなるのか。

中央部に取り付けているスペーサー無しでは、マザーボードの設置する位置が低くなる。そのため背面の拡張端子やPCIスロットの部分がうまく合わなくなり、違和感が生じる。

 マウントねじが無くても、マザーボードをケースに固定することは不可能ではないが、あまりに違和感のある作業なので、「何かがおかしい」ということにすぐに気が付くはず。マウントねじがないと、ケースとマザーボードの間の高さが不足するため、背面端子があるバックパネルやPCIスロットの位置が合わないし、ケースにねじ留めしようにも付属のねじではうまくいかない。無理やり取り付けるとマザーボードがゆがんでしまうからだ。

 マザーボード裏面で金属部分が接触してショートすることも懸念される。だが、実際には部品の接点よりも、コネクターを固定するプラスチック部品などの方が背が高く、単純にマウントねじ無しで置いただけではケースの金属部分に触れないことがほとんどだ。

マザーボードの背面を見ると、接点となりそうな部分よりもCPUファンを固定するピンやメモリースロット固定用の突起の方が高さがある(写真はASUSTeK Computerの「P5Q-E」)。
出典:日経WinPC 2009年2月号
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