データの受け渡しやバックアップ、コンテンツの収録・再生と活躍の場が多い光学ディスク。もはやパソコンにとって欠かせないアイテムだ。ただ、記録したディスクが別の環境で読み出せないなどトラブルは日常茶飯事。扱いがこれほど難儀なメディアもない。そこで本特集では“焼き”に関するテクニックから、便利な活用法までを一気に紹介する。ぜひ役立ててもらいたい。

 音楽CDやDVD映画をはじめ、パソコンのデータを記録したCD-ROMやDVD-ROMなど、光学ディスクが全盛だ。最近はBlu-ray Discなる大容量ディスクも市場をにぎわせている。いずれもレーザー光線で情報を読み書きするのが特徴で、ゆえに光学ディスクあるいは光ディスクと総称される。

 現行のパソコンにはたいてい、CD/DVDを読み書きできる光学ドライブが搭載されている。その多くは「読み」だけでなく「書き」もできる記録型と呼ばれるタイプだ。一方、記録型のCD/DVDのディスクは1枚数十円から数百円。パソコンのデータを人に渡すにはうってつけと言える。また、音楽や動画を収録してパソコン以外のプレーヤーで再生することも可能だ。

 とはいえ、光学ディスクほど難儀な記録媒体はない。扱い方がUSBメモリーなどと違う点も悩むが、最大の障害は規格の煩雑さだろう。現在、店頭に並ぶ主な記録型光学ディスクの仕様は図1の通り。その総数は何と3規格9種類にも及ぶ。ディスクのサイズは直径12cm(または8cm)とどれも一様ながら、規格によって容量や構造に違いがある。

図1 光学ディスクはCD、DVD、BDに大別される。それぞれ追記可能なR(Recordable)タイプと書き換え可能なRW(ReWritable)タイプがある。DVDは複雑で、策定団体が異なる2つの規格が市場で共存しているほか、パソコン向けのDVD-RAMもある
実勢価格は2008年6月下旬時点のもの
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 この混沌とした状況を理解するには光学ドライブの歴史から学ぶのが近道だ。そこからひも解いていこう。

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