かがや・とものり:1972年生まれ、慶應義塾大学総合政策学部卒業。フリーのプランナーとしてデジタル・ネットワーク領域で多数のプロジェクト立ち上げに参加。新規事業開発における調査、コンセプトの立案、チームマネジメントが専門。主な事例としては坂本龍一インスタレーション作品「windVibe」(電通)、「GEOCOSMOS」(日本科学未来館)、読売新聞yorimoプロジェクトなど。現在は脳波で動く「necomimi」開発に取り組む。(撮影:乾 芳江)
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 精神を集中するとネコの耳がピンと立つ。リラックスすると耳が寝て、かわいらしく動く──。脳波を感知して耳の表情を変えるヘッドホン型の装置「necomimi」をかぶると、ちょっと恥ずかしくなるほど心の状態が見えてしまう。上司の顔を見ると“集中”するのに、遠くの景色を見るとすぐに“リラックス”したりするのだ。

 necomimiを開発したのは、広告代理店のクリエーターなどが集まる開発チーム、neurowear。加賀谷友典氏はそのコンセプトをまとめ上げた中心メンバーだ。開発の発端は、新しい非言語コミュニケーションの研究だったという。まだ使われていない手段として脳波に着目。センサーを頭部に着ける必要があったことから、ネコの耳を発想した。リアルで自然な耳の表情を出すために、形状、素材、取り付け角度、動き方などを徹底的に検討したという。

neurowearが開発する「necomimi」。脳波を感知して、集中状態では耳を立て、リラックス状態では耳を伏せる動作をする。訓練すれば、自在に集中・リラックスを切り替えることもできるようになるという
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2011年9月に開催された東京ゲームショウにも出展。necomimi体験希望者が列をなし、会期中に数百人の来場者が身に着けた

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