前回はChromebookのファーストインプレッションを書いた。

 ハードウェアもOSもシンプルであること、起動やスリープからの復帰が非常に高速であることが印象に残っている。

 今回は、私たちがふだんパソコンでやっていること、読んだり、書いたり、写真を加工したり、スケジュールを作ったり、音楽を聴いたり、動画を見たりといったことが、どの程度できるのかを見ていきたい。

 試用するChromebookは、前回同様、日本エイサーの「Acer Chromebook C720」(以下C720)である。

Chromebookでなにができるのか

 最初にお断りしておこう。前回も書いたが、Chromebookでいうアプリとはブラウザー上で動作するWebアプリのことであり、アプリケーションをインストールすることはできない。Chrome OSもAndroidもともにGoogleが開発しているが、両者に互換性はなく、Android用のアプリはChromebookで使えない。

 さて、では、Chromebookでなにができるかというと、驚くべきことにパソコンですることはほとんどできてしまう。

 GoogleはもともとWebアプリの開発に熱心だ。メールソフトをGmailに、オフィスソフトをGoogleドキュメントに、そして地図ソフトをGoogleマップに置き換えた。動画の鑑賞にはYouTubeがあり、スケジュール管理はGoogleカレンダーで行う。

 これらのWebアプリは当然Google Chromeと相性がいいので、Chromebookのメインアプリケーションである。

 そのほかに、私たちがWebアプリとは意識せずに使っているサービスもたくさんある。たとえば、Web上の巨大なデータベースであるWikipediaもWebアプリのひとつだ。Google Chromeを機能拡張しなくても、ページにアクセスするだけで使えるWebアプリはたくさんある。

 Chromebookではデータは基本的にGoogleドライブに保存するが、ローカルの保存領域も16GBほど用意されていて、そのうちの10GBをユーザーが使用できる。さらにUSBメモリやSDカードを使えるため、そうとう大きなデータを持ち歩くことも可能で、ネット環境がなければ使いものにならないというわけではない(基本的にはネット環境ありが前提だけど)。

 では、実際にChromebookを使ってみよう。

 本体を起動すると、Googleアカウントのパスワード入力が求められる。正しく入力すると、Google Chromeが全画面で起動した状態で使用可能になる。検索したり、読んだり書いたりといったことができるようになるわけだ。このあたりはパソコンでブラウザーを使っているのとまったく同じ。

 全画面表示の場合、タブをめくることで異なるアプリを使い分ける感覚になる。Windowsのように、ウインドウ画面をいくつも表示させて、必要に応じて使い分ける方法もOKだ。C720の場合、11.6型という画面サイズを考えると、Webアプリを全画面で表示するほうが使いやすい。

起動すると、まずはWebブラウザーのGoogle Chromeが全画面表示で起動している画面が表示される。すでにGoogle Chromeの操作に慣れている人は、自分のブックマークから必要なページにアクセスする。
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Google Chromeを終了するとデスクトップ画面があらわれる。画面下左側のアイコンをクリックすると、現在、使えるアプリの一覧が表示される。ここから必要なものを起動する。一種のブックマークである。
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