以前、モバイルPC用のマルチディスプレイ環境についてお話しましたが、その後、変わったUSBデバイスを入手しました。これは、データ転送などを行う一種の「リンクケーブル」なのですが、付属のユーティリティにより、接続した他方のPCを外部モニタにする機能を搭載しています。

 これを使えば、タブレットをノートPCの外部モニタとして利用できます。自宅などでは、あまり使い道がありませんが、出張のような場合に外付けモニタよりも便利そうです。

 というのは、外付けモニタは、机があって電源がある、ホテルの部屋のようなところでないと利用できません。このため、わざわざ持っていっても、ホテルでの作業を効率化するためには使えても、それ以外の外出中には、ただの荷物でしかありません。しかし、普通のタブレットであれば、外出中にさまざまな利用が考えられます。性能の高いけれど、軽くはないノートPCをホテルにおいて、タブレットだけをもって出かけるということも可能です。

 筆者のように、パソコンが仕事道具という場合、海外取材などでは、用心のため複数のパソコンを持っていきます。パソコンが故障しないとはいえないからです。故障しないまでも、荷物の盗難など、どんなトラブルに巻き込まれるかは予想がつきません。実際、これまで、何回も海外のイベント取材に行ってきて、自分自身で2台目のパソコンが必要になったことはありませんが、ノートPCが壊れてた知り合いに2台目のマシンを貸したことは何回かあります。

 ところが、パソコン2台の作業は、あまり効率的ではありませんでした。というのは、どちらかで作業すると、他方にファイルを転送するなどしないと、他方で作業を続けることが難しくなるからです。片方のPCのハードディスクが容量に余裕があるからと、そこにデジカメなどの写真を転送してしまうと、そのマシン以外では、転送した画像を見ることができなくなってしまいます。

 しかし、最近では、マイクロソフトのOneDriveやGoogle Drive、DropBoxといったインターネットを利用したストレージサービスが使えるため、ファイルの同期が簡単に行え、片方で作業しても、その続きを別のマシンで行うことはそれほど難しくなくなってきました。数ギガバイトといったデータの転送には、たしかに時間がかかることがありますが、必要なものとそうでないものをわけておくなどの作業をしておけば、転送時間は比較的短くて済みます。

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