出張先のホテルで資料をまとめたい、という場面を想像してほしい。最近は軽くて薄いMacBook AirかiPadで資料作りをする傍ら、iPhoneやAndroid端末で日中活動した足跡を確認しながら、資料に肉付けをし、最終形にまとめるというフローを実践しておられるビジネスパーソンも多いだろう。商談打ち合せの中で出てきた素材資料はAndroid端末でWebページを参照した。そのURLをパソコンでも打ち込みたいが、再度入力するのは面倒だ。そんな場合はURLをパソコン宛てにメールするという手もあるが、もっと簡便な方法はないのだろうか?

Mac、iOSデバイス間ならiCloud経由でスッと連動

 スマートフォンで閲覧したWebページをパソコンやタブレットでもサッと開きたいといった場面がよくある。こうした作業環境の共有化がシームレスにできると仕事はぐんと効率的になる。

 出先でちょっと小耳に挟んだ情報の断片をスマートフォンのブラウザーで検索して確認した後、デスクに戻ってきてパソコンで同じページが簡単に開けたら便利だ。実はMacのOS XとiOSにはiCloudというネットワークを通じて情報をリアルタイムに共有する仕組みが備わっていて、同一のiCloud IDで操作している複数の機器間でなら、一方の機器で開いたページ、タブが相互に同期して、別の機器で閲覧しているページを開くことが簡単にできる(図1、図2)。

図1 iCloudを通じて、Safariでブラウズしているタブ情報が共有される。iPad 3とiPhoneで閲覧中のタブ情報がMacのSafari上の「iCloud タブ」に表示されている。
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図2 図1のiCloud タブと同じタブがiPhoneの上にあるのが分かる。
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 iOSやOS Xの使いこなし術を指南していると、iCloudにこのような動作をする機能が組込まれているのを知らないユーザーが意外に多いのに驚かされる。もちろん、OSのアップグレード情報を常にフォローしておられる本サイトの読者なら先刻御存知かもしれないことなのだが、一般的にはなかなかそこまでの使いこなしノウハウは浸透していない。

 実は、この機能、グーグルが作っているWebブラウザー、「Chrome(クローム)」にGoogle IDを使ってログインして使うと、同様に使える。閲覧中のページタブ、ブックマークなどがシームレスにシンクロし、なかなか使い勝手が良い。今回は、操作の根幹となるWebブラウザーを標準のSafariからChromeに入れ替えて使うのは最初のハードルが高くなってしまうので、標準のSafariを使って仕事を進めるというシナリオとしている。

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