大学生活協同組合(以下、大学生協)と日経パソコンによるプレゼンテーションコンテスト「日経パソコンカップ」の第1回決勝大会が2013年9月21日、東京海洋大学で開催されました。5大学の代表7チームがしのぎを削った結果、見事「大賞」の栄冠を手にしたのは、山形大学代表の「はらぺこチーム」でした。

 日経パソコンカップは、大学生協の一部が新入生向けに提供しているパソコン講座の受講生を対象としたプレゼンテーションの大会。今回は秋田大学、岩手大学、東北学院大学、弘前大学、福島大学、山形大学の各大学生協がエントリーしました。受講生や講座スタッフがそれぞれ2~8名のチームを結成し、PowerPointを使った5分間のプレゼンを行いました。

 プレゼンのテーマは、日経パソコンが提供する教育機関向けコンテンツサービス「日経パソコンEdu」に掲載されたIT関連のニュースを、大学生向けに分かりやすく伝えること。参加した大学生協では、日経パソコンEduを講座の副教材として採用しており、日経パソコンEduの中から関心のある題材を取り上げて、自分なりの調査や考察を加えて発表します。そのプロセスの中で、情報の収集、編集、表現、プレゼンなど、大学生ひいては社会人として必要なIT活用スキルを獲得することが目標です。

 各大学では、予選会などを通じて代表チームを決定。最終的には、秋田大学から2チーム、岩手大学から1チーム、弘前大学から1チーム、福島大学から2チーム、山形大学から1チームの計7チームが決勝大会に挑みました。

Facebookの有効活用を訴えた山形大学チームが大賞

 大賞に輝いた山形大学代表「はらぺこチーム」は、発表のテーマとして「Facebook」を選択。メンバーの高橋ひかるさんの経験を基に、社会人とつながり、世界を広げてくれるツールとしてのFacebookの有効性を訴えました。高橋さんは、Facebookでつながった社会人の“友達”から多くの刺激を受け、そのつながりを通じて、とある企業のインターンシップに参加する機会を得たといいます。Facebookによって、大学を超えた社会のコミュニティに参加する機会、そうした新しい挑戦の機会が得られることを強調しました。高橋さんの実体験がプレゼンの説得力を高めたことはもちろん、それを分かりやすく説明するスライド、寸劇のような言葉の掛け合いによる表現など、聴衆を飽きさせないプレゼンが高く評価されました。

 審査員長を務めた日経パソコンの中野淳編集長は、「プレゼンは資料の善し悪しだけでなかく、会場の心をうまく掴むことが大切。質疑応答での受け答えも含めて、制限時間の中でいかに訴えかけるかを意識してほしい。この大会でほかの人の発表を見て、良いと思った点、まねできる点があるはず。今後の学生生活や社会生活に向けて、それを自分のものにしていくことを心がけてください」と参加者全員にエールを贈りました。

大賞を手にした山形大学のはらぺこチーム(新井里菜さん、伊藤美咲さん、佐々木寧彦さん、高橋ひかるさん)のプレゼン。Facebookを通じて社会とつながることが、世界と可能性を広げてくれると訴えた
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福島大学のチームJ(後藤智大さん、武田涼輔さん、千田佑樹さん)は、インターネットを通じた選挙運動の解禁について解説し、ベストプレゼン賞を獲得した。選挙に関する福島大学生へのアンケートや、グーグルが実施した参院選に関する調査結果などを紹介しながら、若者はもっと政治に関心を持つべきだと主張した
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ベストシンキング賞に輝いた秋田大学の地鶏みらくる(齋藤明日美さん、櫻庭彩乃さん)。「もし君が死んだら…Facebookのアカウントはどうなる?」と題して、自分が死んだ後にFacebookを「追悼アカウント」に変更する方法などを解説した
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秋田大学のAPLS(奥村勇貴さん、菅谷直仁さん)は、Dropbox、Googleドライブ、SkyDriveという3つのオンラインストレージサービスを取り上げ、それぞれの長所や短所、用途別のお薦めサービスを検証した。3者を競走馬に見立て、ユーモアたっぷりにプレゼンしたことが評価され、ベストデザイン賞を獲得した
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オリジナルのドラマ(動画)をプレゼンの中に埋め込み、審査員特別賞を受賞した福島大学のチームS(浦山美穂さん、田仲裕佳理さん、富樫裕也さん)。福島大学生が最も大切にしているのは「人間関係」というアンケート結果を基に、それを媒介するツールとしてのパソコンの魅力を訴えた
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大会終了後、参加者全員で記念撮影
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