教育現場でも、電子書籍や電子テキストの存在感が増している。電子書籍先進国である米国で大きな話題を集めているのが、米ノウ(Kno)社のサービス「Kno」だ。専用アプリケーションを使って電子テキストを購入・閲覧したり、学習の進捗度を管理したりできる。
 このサービスが、間もなく日本に上陸する。全国大学生活協同組合連合会が、ノウ社と代理店契約を締結。日本での提供を始めるという。
 Knoは、大学教育にどのような変化をもたらすのか。全国大学生活協同組合連合会の福島裕記専務理事に聞いた(記事構成は編集部)。

山内:Knoは、米国では大きな注目を集めています。私自身、早く使ってみたいと思っていました。それを、全国大学生活協同組合連合会(以下、大学生協)が、国内で提供されるというのは驚きました。

 Knoの上陸は、電子テキストの"黒船"来襲ともいえる動きだと思います。今日は、Knoとは何か、そして日本でどのように展開する予定なのかについて、詳しくお聞きしたいと思います。まず、サービスの内容について説明していただけますか。

福島:Knoは、専用のアプリケーションとクラウドサービスから成ります。アプリケーションでは、電子書籍などのコンテンツにさまざまな機能を付加して提供します。その利用状況を、クラウドサービスで分析します。アプリケーション、コンテンツ、分析のそれぞれについて、詳しくお話ししましょう。

全国大学生活協同組合連合会の福島裕記専務理事
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 アプリケーションは、「コースマネージャー」と呼ぶものです。テキストや教材を購入したり、読んだりできます。

 このコースマネージャー上で提供されるのが、コンテンツです。コースマネージャーの画面上部にコンテンツが並んでいて、目的のものをドラッグして下に移動させることで購入できます。例えば米国でKnoを大学が導入する場合は、その4つのセメスター(学期)で使う全てのテキストを上部に並べておき、学生が順次そこから購入できるようにする、といった使い方が可能です。

コースマネージャーの画面。購入可能な教科書が上部に並んでおり、目的のものを下部にドラッグ・アンド・ドロップすることで購入できる

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