現在、子どもたちに「1人1台」の情報端末を持たせるプロジェクトが世界各国で進められている。韓国では2015年までに全ての小学生から高校生に1人1台の情報端末を持たせ、デジタル教材を活用した授業を実施することになっている。日本でも総務省と文部科学省が「フューチャースクール推進事業」を展開しており、全国の指定校で実証実験が進められている。

 我々は今まで、「紙と鉛筆」を使って勉強をしてきた。一方、これからの子どもたちは、コンピューターを使って学ぶようになるのだ。

 とはいえ、コンピューターを活用した学習がどのようになるのか、子どもたちはそこで何を学ぶのか、なかなか想像できないだろう。そこで本連載では、子どもたちが1人1台の情報端末を持つことによって、教育の形がどう変化していくのかについて、世界各国で進められているプロジェクトや研究成果を紹介しながら、検討していきたい。

 今回は、米ニューヨーク市の公立中学校で実施されている数学教育プログラム「School of One」を取り上げ、子ども1人1人に対応した教育のあり方について考える。

「School of One」のWebサイト。同プログラムでは、個々の生徒の学習ニーズに応えるためにITをフル活用。従来の教育のボトルネックを打破することを狙っている
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