先週はiPadをパソコンに接続せずに使い始め、これまで使っていたコンテンツを新しいiPadに持ってくる方法について考えてみた。ポストPCデバイスとしてどこまで使えるか、実験してみるつもりで今週もまだパソコンにつながずに使い続けている。iTunesに接続すれば、これまで使っていた環境が魔法のように現れるのだから、じたばたせずにおとなしくパソコンにつないでしまえばいいのだが、ここでも人柱精神を発揮すべく、もう少し頑張ってみよう。

iCloudバックアップとiTunesバックアップの挙動の違いに注意

 アプリケーションの中にため込んでいる文書データなどはiTunes経由でパソコンにバックアップするかiCloud内にバックアップするのかを選べる。「設定」→「iCloud」→「ストレージとバックアップ」と進むと「iCloudバックアップ」の管理画面が出てくる。ここでこれをオンにするとカメラロール、アカウント情報、書類、およびiPadのシステム設定がパソコンではなくiCloud側にバックアップされるようになる。これでiPadはUSBケーブルでパソコンに接続しなくてもデータが保全できる。ただし、iCloudバックアップに対応していないアプリの場合、設定だけしか保存されないこともあって、iTunes同期のような完全性は、今のところ期待できない。今後のアプリ対応が待たれるところだ。また、無料で使えるのは5GB(MobileMeユーザーは6月25日まで25GBが無料で付与される)まで。バックアップ対象が大きくなってしまえば、追加のストレージを購入する必要がある。

 また、iCloudへのバックアップは時間がかかる。USBによる有線接続と無線LAN経由という違いに加え、はるか米国のサーバーに送り込むのだからどうしても時間がかかる。筆者の場合、8割方埋まっている64GBの初代iPadをiCloudにバックアップするのに6時間ほどかかった。光回線を引き込み、有線接続なら80M~90Mbpsのスピードが出る環境ながら、クラウドの向こうに送り込むのは大変時間のかかる骨の折れる作業だ(図1)。

図1 「設定」→「iCloud」→「ストレージとバックアップ」と進んで「iCloudバックアップ」をオンにする。古いiPad(64GB)をバックアップしたら最初の1回は6時間近くかかった。ネットワークは普段80M~90Mbpsは出ている光ファイバー回線に802.11nで接続しているのだが。
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