スマートフォンに注目が集まっています。昨年までは、ソフトバンクのiPhone(アイフォーン)一色でしたが、ここに来て、NTTドコモもau(KDDI)も、ラインアップをそろえ、これまで使っていた携帯電話からスマートフォンに買い換える人が増えているのです(個人的にはレディガガのCMが気になります)。

 かく言う私も、2008年の夏からiPhoneを使い始めました。2年が過ぎて実感するのは、その便利さ。電車の中からも、大事なメールを出せます。会社からのメールに「外にいたので気付かなかった」なんて言い訳を使うことはもはや不可能です(うーん。便利なのかなぁー)。

 そんなスマートフォンも、携帯電話の一つ。いつもメールやホームページばかりを閲覧しているわけではなく、電話としても使います。スマートフォンをまだ持っていないという人も、携帯電話は主に連絡用途などの通話に使っている、という人のほうがまだ多いのではないでしょうか。

 拙宅も全く同じ状況で、現在5台の携帯電話を契約し、家族間の連絡にも活用しています。ただ、自宅で話題になるのは、この携帯電話の料金です。5台分の使用料ともなれば、家計費の中でも携帯電話料金は金額的にもかなり目立ち、格好の「仕分け」対象となるからです。

 ただ。仕分けと言っても、簡単ではありません。その一番の理由は、明細が複雑に見えるからです。例えば、始めてiPhoneの請求書を見たときの鮮烈さは今も忘れません。パケット通信料金は定額なのですが、建前上は実際に使ったパケット通信費を、定額プランに入ることで相殺しています。ですから、通信が多い月などは、まず請求額に正規のパケット通信料金が「400,000」円で請求されます。これが同額の「-400,000」円控除され、最終的には月々のパケット通信料4400円だけで済むのですが、請求書の見方がわからないうちは「ドキッ」として、正直体に悪かったです。

 このように、馴染みのない人には携帯電話会社からの請求書の明細は複雑きわまりなく見える、ということは多くの人に「同意」いただけるのではないでしょうか。また「複雑に見える」ことは、どうしても消費者側を「疑心暗鬼」にさせます。でも、私には、金額の大き過ぎる正規のパケット通信料金が正しく控除されていることをチェックするだけで精一杯。ほかの料金までは、気が回りませんでした。

 そんな、あるとき。ふと目にとまったのが保証サービスなどの「オプション料金」です。確か子どもの携帯電話を買ったときに、同時に入ったサービスだったのですが、あまり使っていません。携帯電話を割賦販売で購入した場合、割賦期間中はこれらが割賦請求額から控除対象となったのですが、2年を過ぎて割賦販売も終わり、わざわざ加入し続けるメリットが私には感じられませんでした。結局、このサービスをやめたことで、月額500円余。年間で約6000円節約できました。もう1台の子どもの携帯電話も、同じような状況にあることがわかり、年間で合計1万2000円も節約できたことになります。

 もちろん、こうしたオプションサービスに、メリットを感じるかどうかは、人それぞれの考え方によります。私にならって何でもやめればいいというものではありません。私が申し上げたいのは、携帯電話に加入したときに入ったサービスが現在でも必要かどうかの検証は、まさに「仕分け」てわかるものだということです。

 例えば、今ではまったく使っていない有料情報サービスを、解約し忘れたというだけで請求されていたり、実際にはそれほど通話しないのに無料通話が多いプランに加入していたり……などなど。ムダは意外と隠れています。これまで、しっかり見直したことがないなら、ぜひチェックしてほしいのが携帯電話料金の明細なのです(明細がわからないなら、お店に相談してみることもお薦めです。現在選んでいるプランが、自分の使い方に合っているかどうか、しっかり教えてくれます)。

 現在発売中の日経PCビギナーズ2011年1月号では、「通話料金」「パケット通信料金」「オプション料金」の三つに分けて、見直しのポイントを紹介しています。特に「通話料金」はあなどれません。今一度、使い方にあっているかをチェックすることをお薦めします。