モバイル機器は、バッテリーで動作するため、その充電状態はユーザーが管理してやらねばなりません。「外出しようとしたら携帯電話のバッテリーが残り少なくなっていた」「外出先でノートパソコンを出したらバッテリーが切れる直前だった」なんてことは、誰もが経験していることではないでしょうか。

 モバイル機器が増えれば増えるほど、それぞれのバッテリーを管理してやらねばならず、充電はますます面倒なものになっていきます。携帯電話を複数持つ人もいるでしょうし、携帯電話とスマートフォン、そしてノートパソコンといった組み合わせもあるかもしれません。それ以外にやれ、GPSだ、Bluetoothヘッドセットだ、デジカメだ、音楽プレーヤーだと、モバイル機器は増える一方です。

 一つの考え方として、機能をある程度は我慢して、複数の機能を1つの機器で利用するという考え方もあるでしょう。例えば、デジカメは広く普及していますが、普段持ち歩く人はそれほど多くなく、大半の人は携帯電話を日常的にカメラとして利用することが少なくないと思います。また、音楽プレーヤーも携帯電話を音楽プレーヤーとして使っている人も結構見かけます。

 機器が1つ減れば、それだけ充電の管理負荷が軽減されます。もし1つの機器で2つ3つと、他のモバイルデバイスを代用できれば、日常的な充電に関してはかなりラクになるでしょう。自宅に帰ってきたとき3つのデバイスを充電するのは結構面倒ですが、1つのデバイスだけなら簡単です。

 特に、最近のモバイルデバイスでは、充電端子とUSB端子を兼用にして、パソコンのUSB端子経由で充電できる機器が少なくありません。スマートフォンなどは大半がUSB端子による充電となり、今や、専用の電源コネクターを持つ機器は少なくなりました。

 ところが、USB端子、特にモバイルデバイス向けのマイクロUSB端子は、従来のミニUSB端子の欠点である「抜けやすい」という問題を解決するため、簡単には抜けないような構造になっています。また、端子自体が小さく、抜き差しは難しいとはいえないまでも、目をつぶってでもできるようなものでもありません。

 また、USB充電では、充電時の電流などの問題で、専用ACアダプターとパソコン経由とでは充電時間が違っていたり、iPad/iPhoneなどのようにMacの専用コネクターや付属ACアダプターでは高速充電ができるものの、一般的なパソコン接続では充電に長時間を要する場合もあります。

 これがややこしいのは、接続はマイクロUSB端子なのに、高速に充電できるACアダプターと、パソコンと同じと判断されて高速充電ができないACアダプターがあるなど、モバイルデバイスが増えると、充電器と本体との関係も面倒なものになってきている点です。

 つまりモバイルデバイスの充電に関していえば、

  • 充電という行為そのものの面倒さ
  • 端子の形状と接続という問題
  • 本体と充電器(ACアダプターなど)との組み合わせ問題
  • 充電対象となるデバイスの数

 という、いくつかの問題があるわけです。

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