1年余り続いた本連載も、今回でいったん終了。最終回は、筆者がこれなくしては一文字も書けないというくらい大事にしているソフトを紹介したい。そのソフトとはMac OS X上で親指シフト配列を実現するエミュレーションソフト「Tesla」だ。

 親指シフト配列とは、もともと富士通が自社のワープロ専用機「OASYS」のために開発した独自のキーボード配列である。英数の配列は既存のキーボードと同じ、一文字一打鍵、文字は三段に配置するというJISかな入力とローマ字入力のいいとこ取りをした配列だ。残念ながら諸事情により普及しなかったが、勝間和代氏が愛用していることでも分かる通り、文字入力の合理性を追求すれば、ここに行き着かざるを得ない。

 配列は図1の通りである。左右の親指キーを利用することで、1つのキーに2個から3個の文字を割り当てている。例えば、[Y]のキーは右側に属する。単独で押せば「ら」。親指右キーと同時に押せば「よ」、反対側の親指左キーと同時に押せば「ぱ」となる仕組みだ。

図1 NICOLA公式ページより、NICOLA配列の図解。キーボードを左右に分け、キーと親指キーと組み合わせてかなを入力する。色の濃い部分はホームポジションといって常に指を置いておく定位置だ。
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