<編集部注>
 先週、先々週に引き続き、「混沌の館・ユーザーズチョイス賞 2009」をお贈りする。

-----------------------------------------

■蘭花賞とタマネギ賞

Microsoft Windows 7

 昨年、Microsoft Vistaは読者から一番多くタマネギ賞の指名を受けた。タマネギ賞まちがいなしという指名がいくつかあった。不快感を与えるほどの指名もあった。面白いことに、Vistaを蘭花賞に推す意見は一つもなかった。今年は正反対で、Microsoft Windows 7を蘭花賞に推薦する意見が一番多かった。Windows 7は特大の「混沌の館・蘭花賞」並びに「ユーザーズチョイス賞」を受賞する。

Apple Mac OS X Snow Leopard

 「Snow Leopard」に大きな蘭花賞を贈れることをうれしく思う。インストールは簡単で、(ネットワークにWindowsシステムがある場合は)ネットワークの再調整が必要だが、それほど難しくない。私はMicrosoftとAppleがユーザーがより簡単に処理ができるよう競い合っているのは素晴らしいと思う。

FileMaker Pro 10

 「FileMaker Pro 10」へ大きな蘭花賞を。たぶん私がここ数年でFileMaker Proに蘭花賞を与えるのは10回目ぐらいだと思う。インストールが簡単で、使い方がシンプルだ。

Voyager Toaster

 「Voyager Toaster」に大きな混沌の館・蘭花賞を贈る。これはUSB、FireWire、SATAの外付けSATAドライブコネクターだ。ドライブをまるでトーストをトースターに入れるように、差し込んだり、取り出したりできる。この機器は自前の電源を備えており、あきれるほど簡単に使える。これが安いか高いかは、コンピューターに接続する装置にいくらぐらいお金をかけるつもりかによるだろう。フルデスクトップサイズのドライブとラップトップサイズのドライブの両方に対応して、混沌の館で最も手軽に使える装置であることが分かった。

Intel X25-M SATA Solid-State Drive

 数人の読者がこのドライブを指名した。長年にわたる読者は、私が1980年代に「シリコンは鉄より安い」と言ったことと、ソリッドステートドライブが大型記憶装置の回転する金属にとって代わるだろう予言したのを覚えているだろう。当時、5MBのハードドライブといえばたいしたものだったし、直径が1フィート以上の着脱可能なディスクのある巨大なDEC 32MBの記憶装置は、大型記憶装置の最先端技術と考えられていた。私がローウェル天文台の理事をしていた時、最初に取り組んだのは、大きなWinchesterのハードドライブを2、3台買って、Gene Shoemakerが自分の小惑星と彗星のデータを保存していたDECのハードドライブと交換することだった。長い時間がかかったが、ついにシリコンは鉄に追いついた。完全に追いついてはいないし、シリコンは価格で競争できるほど接近してはいないが、追いつきつつある。我々はIntel X25-M を持っているが、これは素晴らしい。インストールのために特別なことは何も必要なく、稲妻より速い。唯一の欠点は、「たったの」160GBしかないことだ。160GBが混沌の館のどのドライブより大きかったのはそれほど昔のことではない。さらに、ノートPCがそれぐらいのドライブを持つようになったのは、それよりさらに最近のことだ。これはMac Book Proに簡単に挿入できて、いろいろなものが本当に速くなる。X25によってIntelに蘭花賞を贈る。ただし、価格がまだ高いことに注意すべきだ。Sean Longが付け加えている。

 SSDドライブは、芳香を放つ蘭の写真ぐらいがちょうどよいです…おそらく来年には、コスト対効果がそこそこになって蘭花賞がとれる取れるでしょうが、今はコストが高すぎます。さらに、ドライブとOSが適切に「TRIM」コマンド(フラッシュメモリーのデフラグのようなものです)をサポートしないと、ごく普通に使っても、ドライブは這うように遅くなります。現在の世代は良好で、TRIMはWindows 7でサポートされています。次世代はもっと良くなるでしょうが、もっと格段に安くならなければなりません。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら