ものすごく子供のころ、父親に教えられてラジオを作ったことがある。当時は電子工作キットなどなかったから、理系の父のエンピツ書きの配線図を見ながら、コイルを巻き、木の板に部品をねじ留めし、熱でダメにしないよう気をつけながらダイオードをはんだ付けして、バリコンを回し電波を探してイヤホンで聞いた。夜の銀河のどこか遠くでだれかがしゃべっているような声が聞こえて、ドキドキしたのだった。学研の「電子ブロック」が発売される、ちょっと前のことである。

 それから学研の「科学と学習」に熱中して育ち、大人になって復刻された「電子ブロック」を購入することもできたけれど、ついに2010年3月号をもって休刊というニュースを聞いて寂しくなった。そんな気分でネットを検索していたら、なんとも懐かしい“鉱石ラジオ”を発見した。小林健二氏の「鉱石ラジオ完全キット-Crystal Radio Kit」である。

銀河通信社 ラジオキットのページ

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