最近、「Hulu(ハル)」でテレビ番組を見ることが多くなった。Huluというのは、いわゆるインターネット・テレビ局で、ニュースからドラマ、コメディー、アニメ、ミュージックビデオ、スポーツ、料理番組、映画とけっこう多彩なコンテンツがラインアップされているサイトである(日本では視聴不可)。

 1年ほど前に引っ越しをしてから、ケーブルテレビ会社に契約をするのがめんどうでテレビをつけないままの生活が続いている。契約しなくても見られればいいのだが、山腹に家が面していて、通常のアンテナでは地上波放送が受信できないのだ。

 アメリカの厳しい家庭では、子供にテレビを見させない、あるいは見せる時間をかなり短くしているところもある。それを聞いた時、「そんな、かわいそうなことを」と思っていたのだが、自分でやってみてテレビを見なくてもマトモな生活ができるものだなあと驚いている。

 さて、そのHuluを見るようになって、「いよいよテレビは要らないなあ」と考えるようになった。まずニュースはインターネットや新聞で読む。そもそもアメリカのニュース番組ではアナウンサーががなり立てるので、うるさくて仕方がない。静かに文字を追っている方がずっといい。それにテレビのニュース番組は、CNNを見ていても毎日10本くらいのニュースが繰り返し放送されていることが多く、それよりは刻々とディテールが変わっていくインターネットの方がお得なのだ。

 ニュース以外のお楽しみ番組を見たい時にHuluが役に立つ。実際、最近の若者はHuluのおかげでテレビを買わなくなったそうである。携帯電話のおかげで固定電話がいらなくなったのと似たようなことが、今度はテレビで起こっているのだ。

 Huluは、NBCユニバーサル、ニューズ・コープ、ディズニーなどが合弁会社として2007年に設立、2008年春から配信が開始された。この3社も含めて190のメディア会社が製作したコンテンツが集められている。

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