話題のネットブック。ネット上で安く売っていたので、衝動買いしてしまった。用途は、ご多分に漏れず、ネットサーフィンやちょっとした文章の執筆。ノートかデスクトップかにかかわらず、これまでは必ずマウスを接続して使っていたが、それでは持ち運べる手軽さが削がれると考え、ネットブックではタッチパッドを活用してみようと考えた。

 タッチパッドの四隅のタップをブラウザーの「戻る」や「進む」機能に割り当てたり、パッドの右端や手前で指を滑らせると画面がスクロールしたりすることは知っていた。だが、それではマウスの便利さに比べて物足りないし、使いにくいと感じていた。

 コントロールパネルのマウスのプロパティを見ていて、ネットサーフィンのときに多用するホイールを実現する機能を見つけた。パッドの右端に指を置き、下に数ミリ滑らせてから、時計周りに数ミリの円を描くように動かすと、画面が下にスクロールしていく。反時計周りだと上スクロール。購入したネットブックのタッチパッドが備える機能の一つだ。

 タッチパッドは、マウスよりも手を動すか距離が短くてすみ横着できる。なにより、仰向けでおなかの上に置くラッコスタイルでネットサーフィンができるのがいい。

 ネットブックの火付け役であるアスースの「Eee PC」のタッチパッドも同様の機能を備える。こちらは通常、指一本で操作するところを複数の指を使うことで機能を変えられる。指一本ならマウスカーソルの移動だが、2本で上下に動かすとブラウザーなどの画面スクロールになる。3本指でタップすると右クリックに相当、左右に動かすことでブラウザの「戻る」「進む」の操作となる。

 タッチパッドの操作だけでなく、ブラウザーのスクロールには「スペース」キーも有効だ。1回押すと、およそ1画面分スクロールする。「シフト」+「スペース」なら逆スクロール。狭いネットブックの画面を有効に使うなら「F11」キー。タスクバーやメニューの表示がなくなりほぼ全画面にコンテンツが表示される。もう一度、「F11」キーを押せば元に戻る。これらの操作はInternet Explorerのほかに、Firefoxでも有効だ。

 さらに、入力作業を楽にするのがIMEの設定変更。仕事上でカタカナ語を入力することが多く、このときに重宝しているのがATOKの「ローマ字カスタマイズ」機能である。

 例えば、「ー(音引き)」の入力。このキーは、ホームポジションの2行上にあり、利用頻度が高いわりに入力するのがやっかいだ。これを「;」キーにアサインする。「;」キーは右手小指のホームポジションに位置し、入力は楽だ。よく使う文字は人によって異なるが、例えば「¥」や「%」などを割り当てておくと、入力効率が上がるだろう。

 ここで取り上げた操作はネットブックだけでなく、ノートやデスクトップでも使える。周辺機器やソフトを買い足して使い勝手の向上を図るのも一つの手だが、設定画面やプロパティーを開いてみると、意外なところに便利な機能が備わっているものだ。自分の操作方法に合う機能やカスタマイズ方法を見つけて使うと、パソコンはさらに快適な道具になる。