インターネット閲覧やメールチェックが主な用途のネットブックですが、WordやExcelのファイルが開けないのは不便ですし、Officeソフトを使って仕事にも活用したいところです。そんなニーズに応えて、日本エイサーやアスーステック・コンピューター(ASUS)など、マイクロソフトOfficeを搭載したモデルを投入するメーカーが増えています。

 マイクロソフトOfficeが付属するネットブックは、Officeなしモデルに比べ、1万円ほど高くなるのが一般的です。低価格がウリのネットブックにおいて、プラス1万円の出費は小さくありません。また既にOfficeの付かないネットブックを買ってしまった人が別途Officeを購入するとなれば、大変な出費です。

 しかし、諦めるのは早計です。もし、普段使っているデスクトップパソコンで、パッケージ版やボリュームライセンス版のOfficeを使用している場合は、そのOfficeを“タダ”でネットブックに使い回せる可能性があります。

 意外と知られていませんが、Officeのライセンス規約では、1つのライセンスで「主に使用するコンピューター1台」と「携帯用のコンピューター1台」の計2台にインストールすることが許されています。つまり、メインとして使用するデスクトップパソコンとは別に、2台目の携帯用パソコンとしてネットブックを使っているのであれば、メインのパソコンにインストールしているOfficeを、ネットブックにもインストールしてかまわないのです。

 ただし、このように2台のパソコンにインストールできるのは、パッケージで販売されているOfficeと、企業向けのボリュームライセンスで提供されるOfficeのみです。パソコンにプリインストールされているOfficeについては、そのパソコンでしか使用が認められていないので注意しましょう。また、会社で利用しているボリュームライセンス版のOfficeを、個人所有のネットブックにインストールするのもライセンス違反となります。

 なお、パッケージ版のOfficeでは、インストール時にライセンス認証(アクティベーション)を行う必要があります。すでに1台目のメインパソコンで認証を済ましている場合、2台目はインターネット経由での認証ができません。ライセンス認証を促す画面が表示されたら、画面の指示に従って電話でのライセンス認証を選んでください。