私はCESにもMacworld Expoにも行かないつもりだ(編集部注:筆者がこの原稿を書いているのは2009年の始まりを飾るCESやMacworld Expoの開幕前)。どちらもこのコラムの締め切りのころに始まるからだ。友人や仲間たちは両方のコンファレンスに行く。私は画期的な開発の発表があるとは考えていない。

 Steve Jobsは今年、Macのショーで基調演説を行わなかった。彼はホルモンバランスに異常があるため体重が増えないと言われている。これは背中に痛みがある人や、腰痛があるとか、不眠症の人が眠ることができないとかいうのと似ている。正確だが、何の情報も伝えていない。私の妻のRobertaはセリアック病の専門家といってもよいぐらい詳しいのだが、Jobsの問題はそれではないかと疑っている。セリアック病とはグルテンに対する自己免疫反応である。小麦だけでなくすべてのグルテンに反応する。小麦は入っていなくてもグルテンが入っている食品はたくさんあり、はっきり分からないどころか非常に分かりにくい。例えばブルーチーズなどがそうだ。セリアック病はまぎれもなくアレルギーである。ほんの少しグルテンを摂取しただけで、1週間に及ぶ腸の障害を引き起こす。その週にまたグルテンを摂ると、非常に少量であっても障害が再発する。影響の1つとして、食物の栄養を吸収できなくなる。セリアック病には治療法がない。だが、グルテンを摂取しない生活をすることは確かに可能だ。手間はかかるが、人口のかなりの割合を占める人々がその方法を身に着けている。セリアック病の人は人口の1%もいるのに、多くの医者が診断の経験がない。

 もっと詳しい情報を捜している人のために言えば、セリアック(Celiac)病は「Coeliac」とも呼ばれる。別の綴りがあるのだ。Larry Nivenが先週開いた新年会で、私はある古い友人で仲間の1人が自分がセリアック病だったことが分かったと聞いた。もしかしたら私が知り合いになったころからずっとそうだったのかもしれないというのだ。彼はほんの数週間前にそれが分かり、10年ぶりに初めて胃痛が消えた。彼の内科医はカリフォルニア大学の専任の教授なのだが、セリアック病ではないかと疑ったことがなかった。生物学者である内科医の彼の妻がそれを発見し、特別な検査で彼女の理論が立証された。セリアック病には報告されているものよりはるかに多くの症例があり、新しい証拠によれば、有病率は以前考えられていたものの2倍以上かもしれない。もし、よく分からない消化の問題があったり、体重が増えない場合、あるいは原因不明の「成長不良」の場合は、検査をした方がよいかもしれない。

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