国内では、ネットブック(低価格ミニノート)というとWindows XPマシンばかりですが、海外では、小容量のSSDとLinuxを組み合わせた製品もあります。Windowsのライセンス分にかかるコストを安くできるというメリットがあり、また、数GB程度の安価なSSDでも十分実用に耐えられるからです。

 台湾エイサーのAspire oneも、国内ではXP版のみですが、海外ではLinux版もあります。採用されているのは「Linpus Linux Lite」です。これは「Fedora」をベースにしたLinuxディストリビューションです。

 Linuxは、カーネル(OSの根幹部分)が無償で配布されています。これにさまざまなツールを付けるなどして、一通りの環境を整えたものを「ディストリビューション」といいます。Fedoraは、米レッドハットが企業向けにビジネスを転換させたときに生まれた、個人向けディストリビューションです。

 起動すると、アプリケーションが登録されたパネルのみが表示され、ここからアプリケーションを起動したり、基本的な設定を行ったりするようになっています。Windowsと違って、Linuxでは、画面表示やウインドウを管理するソフトウエアも差し替えが可能なので、このような構成にできるのです。しかし中身はLinuxなので、ターミナル画面(Windowsのコマンドプロンプトのようなもの)を起動し、少し設定を変えると、普通のLinuxマシンのように使えます。

Linux版Aspire oneの起動画面。全体がそのまま起動メニューになっている。標準の言語を日本語にすると、メッセージなども日本語になる
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