以前、ハードディスクの製造工場、ハードディスクのデータ復旧現場をそれぞれ米シーゲイト・テクノロジーとワイ・イー・データに見せてもらい、レポートしました。

 この第3弾として、今回は「ハードディスクの粉砕はこうして行われる」をレポートしたいと思います。

 取材先はデータサルベージコーポレーション。データ復旧を主に行っている会社ですが、「企業からのニーズが増えているため」(データサルベージコーポレーションのテクニカルエンジニア部 岡田豊氏)約1年前からデータ消去も開始したとのこと。約200平方メートルのラボで、6名の技術者が復旧/消去を行っているそうです。

データサルベージコーポレーションのテクニカルエンジニア部 岡田豊氏

 同社で用意しているメニューは論理消去と物理消去の2種類。論理消去の場合、守秘義務契約を結ぶ場合と結ばない場合があり、前者の場合、3600円/台、後者の場合2500円/台となっています。物理消去の場合、守秘義務契約付きで4800円/台。データサルベージコーポレーションの物理消去は、プラッターを細かく切り刻む方法で行います。事業者によっては、HDDの上から穴を開けたり、プラッターをゆがませたりして物理消去を行う場合もあります。「どちらの方法でも100%に近い確率で復旧はできない状態になるが、粉々に切り刻まれている方が、依頼者の心理的インパクトが強い」ため、同社では粉砕する方法を採っているということです。論理消去に関しては、「通常の一般消費者向けのソフトでは消せないようなデータまで消す。例えば、不良セクターやプラッターに傷が付いている部分に存在するデータも消去する」(岡田氏)としています。

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