少し前の架空請求に関する話(「架空請求? キター!」)の後日談。架空請求らしきメールを携帯で受け取ったのが8月、ここで話題にしたのが10月。その翌月、携帯サイト詐欺の容疑者が逮捕されたとの報道を見た。

 記事によると、容疑者らは携帯電話の架空の有料サイト利用料を請求し、現金をだまし取ったとされている。詐取金は2007年12月以降6750万円に上り、なかには数回にわたり総額300万円振り込まされた被害者もいたという。

 このメール受信者の大半は詐欺だと感づき無視したのだと思うが、罠にはめられた人が出てしまったのは残念である。また犯人らが得た金額も相当の額である。1年もしないうちに約7000万円も得てしまうとはひどい。くどいようだが、不審なメールには「無視!」が鉄則である。

 今回逮捕された犯人グループが送ったメールが、筆者も受信したものかは定かではないが、新聞記事を見る限りでは手口は似ているようだ。電話で連絡するように求めていたり、「身辺調査」で脅すというパターンである。

 もしかしたら筆者に詐欺メールを送った犯人グループが逮捕されたのかもしれない。詐欺メールが出回るのも減るかもしれない。そう思って少し安心した。

 よかった。よかった。。。

 そう思ったのもつかの間、つい先日再び似たような文面の架空請求メールを受信してしまった。

 なお、「架空請求? キター!」で、詐欺メール受信を契機に指定した相手からのメールのみ受信する「ホワイトリストへと変更」と述べたが、ホワイトリストだと受信できなくなるリスクもあるので元に戻してしまったのだ。そうしたらまた届くとは。ぬぬぬ。

 改めてメールの内容をまじまじと見ると、前に届いたメールとよく似ている。またも架空のサイト利用料金である。無料期間が過ぎたから登録料金が発生した、こちらに電話をするように、身辺調査の後に満額請求する……とのことだ。

 多少の違いはあるものの、本文はコピペ(コピー&ペースト)したように同じである。書き出しからして「この度、現在お客様ご使用中の携帯端末より」までぴったり同じだし、サイト名は「総合情報サイト」と「総合有料情報サイト」とほぼ同じ。

 脅し文句もほぼ同じ。上が8月に受信したもの、下が最近受信したものだ。

「回収機関により、調査、回収費用含め、ご自宅、お勤め先、第三者へ訪問し満額請求いたします。」

「回収機関により、調査費 回収費用含め、ご自宅、お勤め先、第三者への満額請求へと代わります。」

 まさに判で押したようである。ここまで似ていると偶然の一致とは思えない。同じ文面、同じマニュアルをもとに活動している仲間ではないかと疑ってしまう。

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