僕は昔、文具雑誌にも記事を書いていた。主に仕事の道具として文具に興味を持っていたのだが、筆記具に関してはマニアックな記事もよく執筆していた。文字は上手ではないが、書くことが大好きでペンや紙にこだわっていたのだ。

 ところが、最近は利便性を考えて紙とペンをデジタルに置き換えつつある。5年程前に紙の手帳をやめてデジタルに移行した。さらに、紙のメモがパソコンに変わろうとしている。ペンが好きなだけに心理的な抵抗があったのだが、利便性には変えられないのだ。

 打ち合わせや会議の内容を簡単に書き留めておくなら、メモは紙でも十分だ。僕がメモをデジタルに切り替えたいと思ったのは、情報が異なる機器の間でシェアできるようになってきたからだ。例えば、ノートパソコンに記録したメモは、デスクトップで見られる。さらに、スマートフォンとパソコンで相互に情報を見られたら、便利なことこの上ない。
 実は、昔からそんなソフトはいろいろとあった。個人的には、Office OneNoteを使い倒していた時期もある。今でも使ってはいるのだが、いつのまにか利用頻度が減ってしまった。パソコン同士をつながないとシェアできないのが面倒なのだ。

 今回紹介するのは、Evernoteというオンラインソフトだ。これがなかなか理想的な仕組みを持っており、データのシンクロなど意識しなくてもよいのが特徴だ。つまり、Webサービスとして機能しており、インターネットにさえつながっていれば、何も考えなくても異なる機器間でメモが共有できるのだ。基本的には無料で使うことができ、さまざまなプラットフォームに対応するのが、何ともうれしいのである。

 Windowsパソコンはもちろん、本連載の主役であるMacにも対応する。

MacのEvernoteを起動した画面。この写真は、WindowsのEvernoteで貼り付けたものだ。
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文字や画像などをコピーしたデータは、すぐさまEvernoteにペーストして共有できる。どのマシンで取得した情報でもすべてシェアできるわけだ。
例えばこれから買い物に出かけるなら、MacのiSightで情報を撮影しておく。するとこのように画像がEvernoteに記録され、どのマシンからでも見られる。Evernoteで荷物も減るわけだ。
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