フラッシュメモリーの低価格化が進んでいる。その一方で、安価になった大容量USBフラッシュメモリーを購入したものの、以前よりも書き込み速度が遅くてイライラしたという経験を持つ人もいるだろう。

 実は、フラッシュメモリードライブの性能は、使用するメモリーの品質や生産体制が大きく関わってくる。そこで、老舗メモリーベンダーの米Kingston Technologyに、フラッシュメモリー製品の開発・製造の重要点を聞いた。

USBフラッシュメモリードライブのフラッグシップ製品「DataTraveler Hyper X」(写真左)と、エントリーモデル「Data Traveler mini slim」(写真右)

 Kingstonで、フラッシュメモリー製品の開発を担当するネイサン・スー氏(Nathan Su、Product Manager-Flash Memory, APAC Region)は、「ユーザーが分かりやすいラインアップを開発し、それぞれの製品に最適なフラッシュメモリーを採用することが重要」と説明する。

 同社は、USBフラッシュメモリードライブ「DataTraveler」(データトラベラー)シリーズを販売。フラッグシップ製品「DataTraveler HyperX」(ハイパー・エックス)や、コンパクトさを追求したブランド「DataTraveler mini slim」などを展開している。これらのフラッシュメモリー製品には、「すべて東芝製のメモリーを採用、厳密に検査することで、性能と品質の高さを両立させている」(スー氏)という。

 さらにスー氏は、単に大容量化を進めるだけではなく「読み取り速度と書き込み速度のバランスの取れた製品開発が大切」という。特にメモリーチップの品質は重要で、「最高の性能を引き出すため、製造前にメモリーチップの品質をチェックし、良質なチップだけを使っている」(スー氏)と、品質へのこだわりを見せる。

フラッシュメモリー製品の開発を担当するネイサン・スー氏(Nathan Su、Product Manager-Flash Memory, APAC Region)

通常のUSBフラッシュメモリードライブに加え、亜鉛製のフレームに兵馬俑を彫り込んだ限定品「Data Traveler Terra Cotta」などユニークな製品もある

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら