Vistaを動かすにはちょっとつらい

 AtomプロセッサーのZ530とメモリー1ギガバイト、1.8インチHDDだと、Windows Vistaの実行は、ちょっと苦しいと感じる部分があります。さすがにエアロはオフになっていますが、たとえば、スタートメニューに登録したアプリケーションのフォルダーを開くときにちょっと待たされてしまうのです。

 その他、アプリケーションの起動やちょっとした処理のタイミングで待たされることがあり、普通のパソコンの感覚を期待するとかなりストレスが溜まります。SSDでも入れると、少しは改善するのでしょうが、筆者の場合、さまざまな資料を持ち歩く関係で、できるだけ大容量の外部記憶が必要なので、今のところSSD化は諦めています。

 無線LANは、ドラフト2.0対応の802.11nと802.11a/b/g対応で特に問題なし。付属のコネクタやオプションのクレードルを使うと、イーサネットも接続できます。ただ、イーサーネットは、100MBASE-TXまでとギガビットイーサーネットでないのがちょっと不満です。自宅で大量データの転送などを行うと、少し時間が掛かりすぎます。このあたりは、バッテリー寿命と引き替えなので、しかたないところではあるのですが。

 Bluetoothが内蔵されているのも筆者的にはポイントの高い点です。たとえば、マウスやキーボードをUSBポートを使わずに簡単に接続できるし、Skypeでヘッドセットも使えます。Bluetoothスタックは東芝のものを採用しています。

 その他、音声をFMトランスミッター機能でラジオに飛ばす機能がありますが、筆者の環境では、あまり使い物にはなりませんでした。FMラジオがすぐ側にあるのならともかく、他のパソコンからのノイズなどが乗り、楽しむという音質ではありませんでした。音楽を聴くなら、本体のヘッドホンコネクタを使ったほうがいいでしょう。なお、このFMトランスミッターは、始めて起動したときにオンになっていました。セキュリティ上はデフォルトオフが望ましいと思います。購入後、すぐにオフにすることをお勧めします。

 あと、USBコネクターは本体には1つしかありません。その代わり、SDカードスロットとCFカードスロットが用意されています。USBコネクターはもう1つぐらいは欲しかったところですが、このサイズなので諦めるべきでしょう。SDカードスロットは、VistaのReadyBoostが動作しますが、マニュアルによると、サポートされた機能ではないとのことです。

 無線機能のオンオフスイッチとボリュームが筐体にあるのは、モバイルパソコンとして評価できるポイントです。飛行機に乗ったときや、ヘッドホンで音楽を聴くなんて場合にいちいちログインして、ソフトウェアで操作するのはかなり面倒だからです。

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