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 ここで1つ問題です。日本人とブログの記事、どっちが多い?

 日本の人口は約1億2700万人(総務省8月調査)、ブログの記事は約13億5000万件(総務省1月調査)。1人10本は、記事を書いている計算となる。ところが、月に1回以上更新されるブログは約300万。なので、継続して書いているのは、約40人に1人ぐらい。スパムブログを考えるともう少し少ないのかもしれない。

 そこで、1000人のネットユーザーに「ブログを書く」ことについて聞いてみた。現在、ブログを書いている人はほぼ3割。書かない人たちの2割は、開設したが1カ月以上書いていないか、やめてしまった人たちだ。

 書かない理由はよく分かる。書いている人たちに大変なことを聞くと、やはり「更新」「続けること」という回答が多い。「毎日更新する」と決めている人は 1割にもならない辺りに、継続の秘訣があるのかも。書くとき意識しているのは、「分かりやすい文体」。ブログのルールや信条は「他人への批判や中傷を避ける」「内容や表現が適切になるよう気を付ける」など、読み手や内容への配慮が目立つ。この辺りも書かない人からすれば「面倒」な気持ちにつながるのかもしれない。

 では、書いている人たちのモチベーションはどうやって維持されているのか。書いていて良かったことや楽しいことを聞くと、圧倒的に「コメント」が挙げられる。もちろん「自分の意見や作品を表現できた」「趣味が共通する友人ができた」という喜びもあるが、ほとんどの人は「励まされた」「コメントをもらった」ことを良かったと感じている。

 ブログを書かなくてもいい。ただ、読んだら、ちょっとしたコメントを。それが日本のブログを支えていく。

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出典:日経パソコン 2008年9月22日号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。