イー・モバイルのスマートフォン「S11HT」を使い始めました。S11HTはWindows Mobileを搭載したスマートフォンで、通話・通信機能のほかPDAなどの機能を搭載しています。実は、このようなスマートフォン(というかPDA)は久しぶりに使うので、どう使おうか楽しみにしていました。

 ところが、使い始めて1カ月ほど経ちますが、当初使い倒そうと思っていたPDA機能はまったく使っていません。使っているのは通信機能のみです。PDAの主要な機能であるスケジュールやアドレス帳などの機能はネットサービスを利用しているため、わざわざ端末に入れておく必要がなくなっていたからです。

 出先でネットに接続できる環境がまだ不十分だった数年前に比べ、つくづくネットワーク側にサービスが移っているのだなぁ、と感じずにはいられません。米グーグルのCEOであるエリック・シュミット氏が述べた「クラウドコンピューティング」という言葉に深く納得しながらS11HTを使っている毎日です。

 ところで普段、インターネットにアクセスする場合は、BluetoothでノートパソコンとS11HTを無線で接続して、モデム代わりにしています。それほど不満もないのですが、時々、重たいWebサイトを閲覧すると、「もたつくなぁ」と感じることがあります。

 USBケーブルで接続すれば速度は速くなりますが、それでは無線の手軽さがなくなります。何か便利なものはないか、と探していた時に見つけたのが「WMWifiRouter」というソフト。驚いたことに、このソフトは、S11HTをそのまま無線LANのアクセスポイント化してしまいます。

 試しに使ってみたところ、ノートパソコンとS11HTは2MB/秒程度でつながりました。電池の減りはかなり早くなるのですが、表示も速くなり、非常に快適です。

 少し前まで、ネットへの接続が必要になると、マクドナルドに飛び込んだり、駅や空港などにある無線LANのアクセスポイントを1日契約して使っていました(携帯電話でアクセスすると高いし、遅かったので)。まさか高速な無線LANのアクセスポイントを持ち運んで使える時代が来るとは……。

 S11HTを使って一番の驚きでした。