筆者が最近、愛用しているのは、NOKIAのN810というマシンです(図1、2)。これは、携帯電話メーカーNOKIAの製品ですが、スマートフォンではありません。Linuxを採用している純粋なハンドヘルドコンピュータ(PDA)です。

N810は、WLAN、Bluetoothを搭載しARM11相当のOMAP 2420プロセッサを搭載する。液晶は800x480ドット
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N810はスライド式のキーボードを備えており、外出先でも調べ物などは簡単
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 これを使っていると、Linuxの良さを実感できます。この機種は、携帯電話向けに作られた米テキサス・インスツルメンツ(TI)の「OMAP 2420」というCPUを使っており、クロック周波数は400MHzです(表1)。しかし、Windows XPやVista上で動くFirefoxと同じソースコードから作られたブラウザーが動いており、Google MAPのような複雑なAjax系のサイトもちゃんと表示することができます。

表1 N810の主な仕様
 CPU TI OMAP 2420-400MHz 
 RAM DDR 128MBytes 
 Flash 256MB+2Gbytes 
 LCD 800x480/16bitカラー タッチパネル付き 
 メモリカードスロット miniSD×1 SDHC対応(max 8Gbytes) 
 無線LAN 802.11b/g 
 Bluetooth V2.0+EDR 
 動作時間 スタンバイ状態で14日、連続動作で4時間 
 内蔵デバイス VGA解像度カメラ、GPS 
 本体寸法、重量 128x72x14mm、226g 
 OS Internet Tablet OS 2008 

 Windows Mobileのスマートフォンなどで、Webサイトを見ていると、フラストレーションが溜まってしまいます。レイアウトが崩れて何が書いてあるのかわからなかったり、記事を読むのに、横スクロールバーを行ったり来たりさせたり、本文が一番下に来てしまい、何回も縦スクロールさせる必要があるからです。

 こうした些細な問題が解決されるだけで、外出先でのWebブラウジングがかなり快適になりました。以前は、外出中にインターネットで何か調べようと思ったら、自宅に帰って調べるようにしていました。Windows Mobileに搭載されているIE Mobileなどでは、ページがちゃんと読めなかったり、ページの左側に置かれる目次のリンクが邪魔になったりして、記事に集中できないからです。しかし、N810を使い始めてから、電車で席に座れたときなど、ちょっとした時間があれば、調べ物が気軽にできるようになりました。

 メールのチェックやWebの閲覧は、携帯電話やスマートフォンでもできますが、完全にパソコンと同じ、というわけではありません。Webページの場合、場合によっては携帯電話専用のページだったり、正しくページを表示できなかったり、ページそのものが表示できなかったりすることがあります。これは、携帯電話やスマートフォンは、コンピュータとして見るとメモリーも限られてるし、そこで動作しているオペレーティングシステムもWindowsとは大きく違っていて、いささか機能不足だからです。

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