スマートフォンと従来機の違いを理解した上で、乗り換えを決意したなら、次はいよいよ機種選びだ。従来機と同様、多くの人はいったん購入した機種を2年以上は使い続けるだろう。安易に選択すると後悔することになる。第2部では、スマートフォン選びの勘所と注意点を解説する。

AndroidかiPhoneか

 まずは、代表的なスマートフォンの種類を整理しておこう。大半のスマートフォンは、搭載OSの違いにより「Android」系と「iPhone」の2つに大別できる(図1)。

●AndroidスマートフォンとiPhoneの主な違い
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 Android系は、米グーグルが開発する携帯機器OS「Android」を採用するタイプ。国内外の多くのメーカーが搭載スマートフォンを開発しており、多種多様な機種がある。

 iPhoneは、OSも本体も米アップルが開発しており、フラッシュメモリーの容量や色違いを除けば、本体の選択肢はおおむねその時点の最新モデルのみ。OSは「iOS」になる。

 そのほか、「Windows Phone」や「BlackBerry」などのスマートフォンもあるが、現状では少数だ。

 パソコンに例えると、Android系は「Windows」でiPhoneは「Mac」のような存在といえる。電話やメール、Webサイトの閲覧などできることは同じだが、細かな使い勝手や対応する機能などが違っている。

 Android系とiPhoneでは、ソフトウエア(アプリ)の互換性がないことも注意したい。人気アプリであれば、多くはAndroid版とiPhone版の両方がある。しかし、一方のみのアプリも少なくない。必ず使いたいアプリがあるなら、どちらに対応しているかを確認しておきたい。

 Android系かiPhoneかの選択は、通信回線を提供している事業者(キャリア)にも左右される。国内であれば大手通信事業者はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社。Android系なら各社がそれぞれ販売している機種から選べる。一方、iPhoneはKDDI(au)とソフトバンクモバイルのみの販売であり、NTTドコモは扱っていない(2012年夏時点)。つまり、NTTドコモの利用が前提という場合はAndroid系のみになる。

 なお、「SIMロックフリー」と呼ばれる、どの通信事業者でも使える仕様の端末を利用することで、この制約を回避しているユーザーもいる。海外で販売されているSIMロックフリー版のiPhoneを調達し、NTTドコモの通信回線と組み合わせているのだ。ただし、サポートや手間などを考えると、万人向けとは言い難い。

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