IT系の検定は、CBT(Computer Based Testing)の導入が進み、手軽に受験できるようになっている。CBT は、受験から採点までを全てコンピューター上で行う試験のこと。受験者はパソコンのディスプレイに表示された問題に対して、マウスやキーボードの操作で解答する。2011年11月25日から、情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験「ITパスポート試験」も筆記試験(PBT)からCBTに移行した(図1~図3)。

【ユーザー系のIT検定試験はほぼ全てCBT対応に】
図1 CBTの試験は専用の受験施設や学校、パソコン教室などが会場となる。2011年11月25日から「ITパスポート試験」がCBTに対応。今回紹介するほかの3つの試験もCBT方式だ。写真はITパスポート試験の会場の1つである「興和CBT試験センター」(撮影/菊池くらげ)
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【いつでも受験できるのがCBTの利点(ITパスポート試験の例)】
図2 「1度落ちたら次は半年後」では緊張してしまうかもしれないが、CBTなら受験できる場所や回数が増える。採点の結果がその場で分かるので、不合格でもすぐに次を目指せる

【CBTの申し込みから受験までの流れ──最短で翌日に受験可能】
図3 ITパスポート試験を例に、出願から合格までの流れを図示した。受験する検定を決めたら、各検定のWebサイトで試験会場を検索し、受験できる日程を調べる。申し込んだらクレジットカードなどで受験料を支払えば手続き完了。受験番号などが発行されるのでそれを持って試験会場で受け付けし、会場のパソコンでテストを受ける。合格すれば、後日証書などが届く
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 CBTは、プログラムによって毎回違った問題を出せるので、1年に何度でも試験を開催できる。例えばITパスポートの筆記試験はこれまで1年に2回しかなかった。これがCBTになると、最低でも1カ月に1回、会場によっては毎週4回受けられる。受験者にとって、受験日を自由に選べるようになるのが利点だ。もう1つのメリットは、試験の終了時にすぐ結果が分かること。残念ながら不合格のときも、すぐに次の受験計画を立てられる。

 またCBTなら、筆記試験ではできないような実務的な問題が工夫次第で出題できる。例えば、今回紹介する「MOS試験」「日商PC」「P検」には、WordやExcelの操作を評価する“実技試験”がある。問題に対する答えを入力するのではなく、実際に操作をして書類を作ると、その経過や作成した文書ファイルを基に採点してくれる仕掛けだ。

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