ネットサービスを利用したり、調べ物をしたいと思うことは、外出中でもよくあります。そんなとき、すぐにネットに接続できれば、どんなに便利でしょう。

写真/ヒロタコウキ

 そんなニーズに対応した製品がイー・モバイルの「Pocket WiFi(ポケット ワイファイ)」。パソコンやiPad(アイパッド)などのWi-Fi対応機器を同社の携帯電話のデータ通信網(3G)を経由してネットにつなげてくれる通信機器で、この分野でのさきがけとも言える製品です。Wi-Fi対応機器とは、無線LANで通信する機能を持ったものです。通信方法がWi-Fiに限られているものが増えているので、「Pocket WiFi」が注目されています。

 例えばiPad。屋外でも3G経由でネットに接続できるモデルが販売されています。でも、パソコンなどもネットに接続したいなら、iPadのWi-Fiモデルと「Pocket WiFi」の組み合わせという選択肢もあります。これ1台だけ携帯電話会社と契約すれば済むので安く上がります。

 さて、実際の使用感ですが、接続はとても簡単です。ボタンを押して「Pocket WiFi」の電源を入れ、ネットにつなぎたい機器の無線LANを設定する画面に、必要なキー(文字列)を入力するだけです。大きさは名刺ぐらいなので、気軽に持ち歩けます。カバンに入れたままで通信できるところも便利です。

 通信速度は、下りで最大7.2Mbpsと、一般的なADSLのスピード8Mbpsとほぼ同じ[注1]。iPadでのネット動画再生もスムーズですから、実用上、問題ないと言えます。サービスエリアは大都市圏を中心に全国の都市部をカバーしています(詳細はイー・モバイルのホームページで確認できます)。

 内蔵の充電池は連続通信で4時間もちます。短いと感じる場合はまめに充電するといいでしょう。

 ネットにつなぎたいときに、すぐにつなげる「Pocket WiFi」は、使い出すと手放せなくなるスグレモノです。

 

[注1]8月24日以降は、1日に366メガバイト以上の通信をすると同日の午後9時から翌日2時まで通信速度を制限されます。

出典:日経PCビギナーズ 2010年8月号
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