ネット上のニュース記事をブログで紹介したり、面白かった動画をダウンロードしたりするのは違法になるのか。一定の条件を守れば認められるのか。身近な事例で解説しよう。


※本特集は、西村あさひ法律事務所の岩瀬ひとみ弁護士、山口勝之弁護士に監修をお願いしました。

ネット上のニュース記事をブログで紹介したい

 新聞社や出版社のWebサイトには、多数のニュース記事などが掲載されている。気になる記事を見つけて自分のブログで紹介したいというのはよくあることだ。ただし、ニュース記事を勝手に流用すると著作権侵害になる。

 まず気を付けたいのが、記事のページ全体を掲載したり、全文をそのままコピーしたりする行為だ(図6)。これらの行為は「複製権」の侵害などで著作権法違反になる。

●丸ごと掲載はNG、見出しだけならOK
図6 ネット上のニュース記事をブログに引用する場合、ページ全体や全文をそのまま掲載するのはやめた方がよい。記事の見出しとリンクを掲載する方法なら安全性が高い
[画像のクリックで拡大表示]

 2009年5月にはニュース記事の無断転載で逮捕者が出ている。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の発表によると、健康情報を紹介するWebサイト「gooヘルスケア」の記事を163回にわたって無断でブログに掲載した男性が逮捕された。男性は健康食品の通販サイトを運営し、再三の削除要請にも応じずに記事の転載を続けていた。

 上記のように、ニュース記事の無断転載は御法度。では、利用者の権利を侵害せずにニュース記事を紹介するにはどうすればよいのか。

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