さて今回は、前回のお約束通り、SyncToyについて解説しましょう。最初は、ダウンロードしてインストールです。前回、解説したようにSyncToyには、Ver.1.4とVer.2.0βの2種類があります。Ver.2.0βはVer.1.4よりも機能が多少、強化されており同期するファイルの拡張子(および同期しないファイルの拡張子)などを指定することができるようになりました。

 このほかに大きな違いとしては、同期モデルがあります。これについては後述します。動作環境でも、Ver.1.4は、.NET Framework 1.0で動作するのに対してVer.2.0βは、.NET Framework 2.0/3.0が必要となります。Ver.2.0βのインストーラは、必要なモジュールを自動的にインストールしてくれますが、Ver.1.4の場合、先にユーザーが手作業で.NET Frameworkをインストールしなければなりません。

 こうしたことから、作業が簡単で、機能が高いVer.2.0βのほうが良さそうなのですが、現状ではまだβ版です。筆者が使った範囲では問題は起きていませんが、心配ならば、Ver.1.4を使うことをお勧めします。

 ダウンロードするには、米国のマイクロソフトのサイトにアクセスし「Downloads Center」からSyncToyで検索を行って探します。インストール自体は、特に問題はありません。Ver.2.0βでは、高速化のため、データベースエンジンである「SQL Server Compact Edition」を使います。そのため、そのインストールも同時に行われます。

 インストールが終われば、スタートメニューに「SyncToys」または「SyncToys 2.0」という項目が追加されるはずです。なお、SyncToys Ver.1.4と2.0βは、1台のマシンに同時にインストールすることはできません。

 さて、設定方法ですが、まず同期するフォルダーと2台のマシンの関係をはっきりさておきましょう。まず、デスクトップマシン(コンピュータ名をDesktopとします)とノートパソコン(コンピュータ名はNote)があり、2台は、LANで接続しておきます。

 デスクトップマシン上のフォルダー“C:\TEST”は、共有設定されており、ノートPC側からは、「\\Desktop\TEST」というパスで見えているとします。このフォルダーをノートパソコン側に新規に作った「C:\TEMP\TEST」と同期することにしましょう。この場合、SyncToyは、ノートパソコン側にインストールします。こうすると、作業はすべてノートパソコン側だけで行えるようになります。

図1 起動したらCreate New Folder Pairボタンを押す

この先は会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が4月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら