みなさん、モバイルしていますか? スマートフォンも入手しやすい値段になったせいか、通勤電車の中で、スマートフォンを利用しているユーザーを多く見かけるようになりました。そんな光景を見ると、感無量になってしまうのは私だけでしょうねえ。とまあ、そんな話は置いておいて、今日はUMPCについて感じたことがあるので、書かせていただきます。

 UMPCとは何か?「Ultra Mobile PC」の略称です。スマートフォンは携帯電話機能を搭載し、モバイルに特化したOSを搭載しているデバイスです。一方、UMPCは、パソコンで使われているWindows OSをそのまま搭載してしまった小型デバイスです。

 UMPCの前身である小型パソコンは、かつて、様々なメーカーがトライアルを繰り返して開発しました。古くは、東芝のリブレットシリーズ、日本IBMのウルトラマンPC(PC110)など、個性的なマシンがリリースされていました。最近は「OQO」という海外マシンも登場しています。

 あくまで私の主観なのですが、これらの小型パソコンは、かつてのPDAよりもさらに趣味性が強い端末だったと思います。小さな端末で、いかに大型デスクトップパソコン並みの作業をするか。パソコンと同じOSを搭載しているので、やろうと思えばできないことはなく、ある種、ユーザーが限界に挑戦したくなってしまう端末でした。様々なカスタマイズに加え、ハードウエア的な改造も施されたりと、まるで、チューンナップされたカスタムカーを見ているような楽しさがありました。

 そんな楽しい端末だった小型パソコンですが、実は、私は使ったことがありません。これだけモバイル機器を使い続けてきたユーザーとしては珍しいとは思いますが、結局、小型パソコンは一台も使ってないのです。それは、私のモバイル用途が明確で、楽しみを求めるよりも実用第一、という味もそっけもない使い方がメインだからだと思います。

 一番の用途は、予定表とToDoです。私の使い方では、予定表にToDoも書き込んでしまうため、予定表は、さながら落書帳のように真っ黒になってしまいます(デジタルで真っ黒という表現もどうかと思いますが)。落書帳のように予定表を使う上で大事な機能は、電源オンですぐに起動することと、キーボードや手書きやボイスメモがすぐに取れることなのです。

 さらに、ネット機能を利用して、ブラウザーやメールで必要な情報を、どんどんクリッピングしていきます。クリッピングは特殊な形式ではなく、テキスト形式で保存します。そして、取りまくったメモは、テキスト形式でフォルダーに入れておきます。ファイル名は簡単な略語を入れた超整理法ですが、とりあえずためておきます。そして、そのメモがアイデアメモとして蓄積され、パソコンに転送して、まとまった文章作成の道具として使われるのです。

 こんなデジタルメモ帳として活用する上では、フットワークの軽いPDAやスマートフォンが必須だったのです。起動を待つ数分の間に、どんどんメモを取りたいのです。サスペンドをさせている間に次の作業をしたいのです。アイデアはいつ生まれるか分かりません。そんな些細なきっかけをデジタル機器で失いたくない、でも紙ではなく蓄積のできるデジタルを利用したい、そんな理由でPDAやスマートフォンを使ってきました。

 と、小型パソコンを使ってこなかった言い訳を長々と書かせていただいたのですが、UMPCには凄く魅力を感じています。それは、こんなニュースリリースが出たからです。

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~世界初、インテルの最新CPU「インテル Atom プロセッサー」搭載~
新しいモバイルコミュニケーションマシンの開発について

 株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜久川政樹、以下:ウィルコム)は、シャープ株式会社(以下:シャープ)、マイクロソフト株式会社(以下:マイクロソフト)、インテル株式会社(以下:インテル)の協力を得て、新しいモバイルコミュニケーションマシンを2008年6月の提供を目指し開発を進めております。

リリースより
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 ただ、ウィルコムから出るモバイルコミュニケーションマシンなら、通信手段を搭載し、さらにモバイルに特化された端末が出るのではないか、そんな期待が持てるからです。パソコンを小型にしただけではない、新しいモバイル端末が出て欲しいと思います。それは、私のようなモバイル用途、デジタルメモ端末としての用途に足りるだけのフットワークの軽い機能を持って欲しい、いや、きっと持つに違いない、と確信しています。

 もちろんリリースにはどこにもUMPCとは書いてありませんので、ここまでずっとUMPCと書いていきましたが、そうではなくてMID(モバイルインターネットデバイス)が出てくるかもしれませんが、いずれにせよ期待は高まります。今の私の相棒は、Windows Mobileスマートフォンです。この相棒の存在を脅かすほどの新しい端末の登場を期待したいと思います。