このストライキにおける実際の利害問題はデジタル著作権だ。また、ここで起こることは、我々全員、つまり作家や芸術家、パフォーマーに影響するだろう。

 以前は、成功した作家の収入の大部分は大衆市場(ペーパーバック)における本の著作権から生じた。本がいったんハードカバーの本として発行されたら、再度ハードカバー版が出ることはほとんどない。これに対して、ペーパーバック版は何度も再発行されることがある。

 私とラリー・ニーヴンの共著『神の目の小さな塵』は、ペーパーバックで何度も再発行された。この本は発行されてから、私たちのそれぞれに毎年数千ドルをもたらした。『悪魔のハンマー』もニーブンとの共著だが、ハードカバーとペーパーバックの両方でベストセラーになった。別のハードカバー版は一度も出ていない。ペーパーバック版は20回以上だ。

 言いかえれば、ほとんどの作家はペーパーバックの売り上げで生計を立てる。また、ペーパーバック業界は厳しい状況になっている。現在では、作家はペーパーバックから、出版社よりも多くの利益を得ている。何かが変わらなければならない。

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