AMDはAthlon 64シリーズやOpteronシリーズ以外にも、組み込み機器市場向けに「Geode」ブランドのプロセッサーを展開している。Geodeには、かつてAthlon XPとして販売していたThoroughbredコアを使った「Geode NX」と、旧CyrixからNational Semiconductorを経て受け継いだ機能集積型の「Geode LX」がある。

 Geode LXはAMDが提供するCPUのうち、最も低い消費電力でWindows XPを動かせる製品だ。現在は、TDPが3.8Wの500MHzと433MHzの製品があり、一般的なビジネスアプリケーションなら快適に動作する。2006年末にはGeode LXを採用した「UMPC(Ultra Mobile PC)」も製品化された(図1)。今回は、消費電力を抑えつつ、処理性能を高めるように工夫したGeode LXの独自の内部バスアーキテクチャーを解説する。

 図2は、Geode LXを使った典型的なUMPCのブロックダイアグラムだ。プロセッサーコア、メモリーコントローラー、グラフィックス機能、PCIホストブリッジを集積したGeode LXと、I/O周りを制御する「CS5536」という2個のチップが中心となる。システムが必要とするデバイスのほとんどを2個のチップでカバーすることで、Windows XPやLinuxシステムを動作可能にしている。

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