ジャストシステムの「ATOK 2007」とマイクロソフトの「IME 2007」。代表的な日本語入力ソフト2製品が、2007年1月末から2月初めにかけて相次いで発売された。いずれも、かな漢字変換エンジンを一新してまで精度向上に挑んだ力作だ。ATOKは単体(8400円。ダウンロード版は6615円)のほか、「一太郎」などにも付属。IMEは「2007 Office system」に含まれる(Vista標準のIMEとは別製品)。

 その実力を検証するため、初期状態でどれだけ正しい変換ができるかをテストした。その結果、変換精度はほぼ互角だった。ただし新語への対応については、ATOKがIMEを上回った。

いずれも変換は高精度

 テストで利用したのは、新聞や小説など10ジャンルの文書。句読点の個所までひらがなを入力して変換キーを押し、最初に表示された候補で確定した。いずれのソフトも設定は初期状態で試したが、学習機能だけは無効にした。

 変換精度は、元の文書に含まれる文字のうち、正しく変換できた割合を示している。このとき、「すでに」と「既に」など、表記の揺れによる相違は正解とした。人名も、「一郎」と「一朗」のような相違は正解とした。ただし、政治家や芸能人のように広く知られた人名については、同じ漢字でなければ不正解とした。

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