カメラを人に向けると、自動的に人物の顔を認識し、ピントを調整してくれる。これが最新のコンパクトデジカメのトレンドだ。この年末商戦では、キヤノン、ニコン、富士フイルム、ペンタックスの4社が「顔認識」機能を搭載したモデルを投入している。オリンパスイメージングやソニーなども、市場のニーズを確かめつつ、今後の搭載を検討するという。

 この顔認識機能をいち早く採用したのがニコン。2005年春、他社に先駆けて「顔認識AF(オートフォーカス)」機能を備えた製品を投入した。これに続いたのがペンタックス。同社は顔認識AFに加えて、人物の顔に合わせて露出までも設定する「顔認識AE(自動露出)」機能も搭載した。その後登場した富士フイルム、キヤノンも顔認識AEを備える。例えば、窓際で人物を撮ると背景が明るいため、カメラのAE機構は露出値を低く設定してしまい、肝心の人物の顔が真っ暗になってしまう。顔認識AEがあれば、顔の明るさが適正になるように自動的に露出を上げる。さらに富士フイルムとキヤノンは、逆光で顔が真っ暗になるシーンでは自動的にストロボを発光する連携機能を備える。ペンタックスにはこの機能はなく、ニコンは顔認識AE自体がない。

 顔認識機能の仕組みは、メーカーによって異なる。いずれも、顔の輪郭や形状、目や鼻などの特徴点などに基づいて認識しているようだが、「色では判断していない」(富士フイルム)というメーカーもあれば、「目や鼻など3~4つの特徴点や、色、光源の変化を見ている」(ニコン)とするメーカーもある。

 各社の「顔認識」機能に違いがあるのか、実際に試してみることにした。

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