検出率には差がある

 テストは同一環境のパソコンで実施。ハードディスクにコピーしたサンプルを、初期設定状態の各ウイルス対策ソフトで手動スキャンした。結果はグラフの通り。WildListのサンプルは、ソースネクストを除く4社の製品では99~100%の高い確率で検出できた。一方、独自サンプルでは大きな差が付いた。独自サンプルの検出率が約86%だったキングソフトは、「IPAに報告があるウイルスには日本特有のものがあり、開発元の中国で検体が入手困難な場合がある」(同社 技術開発部 主事 多賀谷優氏)と説明している。

【ウイルス検出テストの結果】
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【テストに使用したパソコン】CPU:Pentium D 915 (2.8GHz)、メモリー:1GB ハードディスク:160GB、OS:Windows XP Service Pack 2
【テスト条件】各ソフト初期設定の状態で、ハードディスクにコピーしたウイルスのサンプルを手動でスキャンしたときの検出数。パターンファイルは2006年10月13日時点で最新のもの。利用サンプルは2種類で、情報処理推進機構に報告があったウイルスをベースに、流行のトロイの木馬を加えた220 ファイルと、WildList(2006年10月初旬時点)に載っていた719ファイル

 ソースネクストの製品は、2種類のサンプルともに検出率の低さが目立つ結果となった。「開発元のK7コンピューティング(インド)では毎月、定期的にWildListをチェックしてパターンファイルを追加している」(ソースネクスト 経営企画室執行役員 小嶋智彰氏)とのことだが、実際には未対応のものも多いようだ。今後は「11月下旬から12月上旬に提供予定の新エンジンで、今まで未搭載だったヒューリスティック(後述)を採用する。亜種への対応が改善されるのではないか。開発元、販売元ともに人員体制の強化も検討する」(同氏)としている。

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