クリスマスですね。

 僕はこの世の中で一番大切な言葉は、「ありがとう」ではないかと思っています。
 いや、そんな自信なさげじゃだめだな。その言葉だと確信しています。

 たとえば、中村天風氏の著書には、「生きているだけでありがとう」という風に自分の体に感謝し続けると、病気すら治るということが書かれています。すごい言葉です。

 僕が、この言葉のすごさを知ったのは、ちょっとあまりにも個人的な体験で非常に恐縮なのですが、夫婦関係です。僕のような若輩者が、夫婦関係について語るのは少し時期尚早な気もしますが、お許しください。

 僕は結婚して7年目です。5歳と7歳の子どもがいます。いわゆる見事にデキたから結婚したというパターンです(その順番でしたが、結婚相手としては最高だと当時も今でも思っています。念のため)。そんなパターンでしたので、夫婦というものについて深く考えたことは結婚前にはありませんでした。

 正直、日本人は(といいましたが、他の国がどうなのか知りません)結婚する前に、結婚というものについて、もっと教育をした方がいいのではいかと個人的には思うのですが、その話は置いておいて。

 なかなか夫婦問題というのは難しいもので、壁にぶつかることばかりです。特に僕なんかはカヤックに情熱をかけすぎた分、自業自得とも言える状態を生み出しています。何が難しいかは、割愛しますが、おそらく同じような環境(妻の実家が物理的に離れている、小さい子供が2人・・・)に置かれている夫同士と話すと、それだけで意気投合できるものだと考えています。

 そして、夫婦間の人間関係がどんどん難しくなり、さまざまな壁を乗り越えるというよりも乗り越えずになんとなく惰性で、直視してなかった結果、あまり最高とは思えない状態のまま推移してきたなぁ、という感覚がお互いにあることになっていきます。そこを何とかしようと試みるのですが、今まで自分が歩んできた人間関係のセオリーでは如何ともしがたい状況に追いこまれていきます。

 男性はとかくロジカルですから、お互い悪いところがあれば素直にそれを話し合って、お互いにそこを認めて直していこうと努力するものです。このような考え方は、すばらしく聞こえるのですが、そんなセオリーではクリアできない絶望感があります。正直どちらが悪いとか正しいとか、そういうロジカルなものは関係なく吹っ飛ぶ世界が、子供のいる夫婦の世界にはあるようです。だから、むしろ、合理的な思考をもった、ロジカルで一見理解があると言われている男性ほど、このロジックが通用しないときのショックは大きく、かえって苦しむ思いになるような気がしています。

 そんな迷宮に入りこんでしまったときに、ふと読んだ本にヒントがありました。その本にはこんな興味深いことがかかれていました。

 アメリカで、行った調査。

 「とにかく夫婦円満な家庭で、夫と妻それぞれにアンケートを行った。自分の短所長所、相手の短所長所、それをお互いに自己採点と相手を採点する」

 結果、夫婦円満な夫婦には、たったひとつだけ共通した事実があった。

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら