さて、前回からの続きです。今回は、合宿でのチーム課題について、ご紹介します。

チームは、行きのバスの中でのくじ引きで決定します。
ですので、普段の業務では、関わりのない人と、合宿中にひと晩じっくり会議をすることになります。コミュニケーションの活性化にも役立つというわけです。

今回のチーム戦の課題は、「面白法人カヤックらしい人事制度、給与制度とは?」をA4で3枚までにまとめて発表というものでした。

自分たちで自分たち自身を評価する仕組みを考えるというのは、難しいことではありますが、楽しいことでもあります。仕事はゲームのような側面をもっています。だったら楽しまないと損ですよね。世間一般の企業の人事制度はどうなのか?というのは知っておくのに越したことはないですが、ろくすっぽ深く考えもせずに、他がその仕組みを採用しているからという理由だけで制度を導入するのは「なし」です。自分たちで考えて自分たちで納得して、ルールをつくることに意味があります。

さて、この課題を通して、あるチームが考え出した制度から、このたび、新しいカヤックの給与制度が生まれました。
その名も、「スマイル給」です。
カヤックには「サイコロ給」という仕組みが存在しますが、この合宿の後、この新たな項目「スマイル給」が給与明細に加わることとなりました。

スマイル給とは、某ファーストフード店のメニューにある「スマイル0円」から、インスパイアされてつくられた項目です。

もう少し具体的に説明をすると、
毎月、その社員に対して、同僚なり上司なり部下なりが、その社員の褒めるべき点、良かった点を、ひと言書くのです。
たとえば、

・いつも濃いめのコーヒーありがとう!給
・坊主に対するこだわり超高校給
・忙しければ私が対応します給
・クーピーのムードメーカー給
・礼に始まり礼に終わる給
・気が利くお姉さま給
・秋でも元気に羊羹色給
・色黒給
・しょこたん給
・・・etc

ちなみに、これらは実際に10月度の給与時にみんなに支給された「スマイル給」です。
給与明細のスマイル給の欄にこれらが記載されます。
もちろん、上記だけでは何のことやら、さっぱりわからないと思います。実際には備考欄に説明が加わります。
上下関係に捕らわれず、立場を超えてお互いの「いいところ」を評価するという面白さもありますし、それぞれが、人を評価する訓練にもなります。しかも、0円なのに、0円以上の価値を出すことができます。まさにお金で買えない価値がある。というわけです。これなら給与明細を開く時にちょっとした楽しみが増えます。

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