さて、15回目となりました。過去の文章をみるとすでに、恥ずかしい思いでいっぱいです。

15回も頑張ったので、この連載のテーマからちょっと脱線させてもらいます。

今回のテーマは、『筋肉』についてです。

昨年末に、わがマッスルの師に出会いました。その方は、昨年にカヤックの本社鎌倉に、営業にやってきました。その話は15分ぐらいで終わってしまったのですが、わざわざ都内から1時間かけて遠方まで来ていただいて、それで終えてしまうのも申し訳なく思っていたところ、ふとスーツがパツンパツンになるほど立派な体に気がつき、思わず「なかなかいい体してますねー」とひと言。そこから、2時間ほどのマッスルトークを拝聴することになりました。

その御仁は、胸部門で学生チャンピオンになった経験をもつほどのボディビルダーでして、筋肉に対する深い造詣を持った方です。

その方のトークから広がる未知の世界に、ひとしきり感銘を受けた後、『少しばかりお腹の肉がだぶついてきました』という、30歳を過ぎた僕の悩みをポロッと相談したところ、彼が「柳澤さん、週に1回、1時間~2時間のトレーニングで、十分2ヶ月でブラッド・ピットになれますよ」と言うではありませんか。

そこまで言うのであればと、カヤックの中から有志を募って、早速翌月にはトレーナーをお願いしてジムに通い始めました。

はい。その方の言っていたことは、大げさではありませんでした。ブラッド・ピットになれました。いや、それはさすがにファンに怒られるな。少しだけ近づけました。いや、もうすこし謙虚に、そんな気分になれました。

今では週に1回のジム通いの日が待ち遠しくて待ち遠しくてたまらなくなりました。

この感覚は一体何でしょう。30歳をすぎても毎日自分が成長しているというこの感覚。

基本的には、衰えていく一方の世界の中で、時が逆行しているかのように成長し続ける筋肉。まるで筋肉だけが別の世界の生き物のようです。

僕自身のもともとの動機は、体を”絞りたい”というところでしたから、プロテインも飲みませんし、ベンチプレスを90キロ程度あげたところでもう十分です。ですが、とことんこの先の世界にまでいってしまう人の気持ちも、理解できなくもありません。ちなみに、もともとの動機が僕とは正反対で、”絞りたい”ではなく、”モリたい”ということではじめたもうひとりのパートナーは、すでにその先の世界にまで行ってしまいました。毎日鏡で自分の体をチェックしては良く見える角度を探っているようです。

自社ビルがあったら、地下にジムを入れることを稟議にかけます。
(おそらく一部の社員しか指示は得られませんので多数決で却下されると思いますが、現在社内マッスル推進中。)

ちなみに、その彼と出会ってから、1ヶ月で立ち上げてしまったイベントが下記です。

マッスル動画、ナイッスポーズコンテスト
画面は「声援機能付きマッスルプレイヤー」。参加者の写真の下にある「ないっすぽーず! 」「黒いよ~!」「切れてる!」「大ッきい!」の各ボタンが押された回数だけ作品に対して声援ポイントが加算されます。コンテストへの応募総数50作品以上でした。応募受付は終了しています。

本連載のテーマに沿ってまとめるなら、「趣味と実益を兼ねてしまおう」これも面白法人カヤックのスタイルなのかもしれません。

ちなみに彼の本業はタレント事務所運営ですので、マッスルの仕事が本業なわけではありませんし(それを本業にした方がいいと思うのですが・・)、僕もジムの回し者とかではありません。

今回はますます、後で見返したくない回になってしまったような気がします。