2つの数値の相関関係を見比べるには散布図が便利だ。下の例では、商品の売上高を縦軸、満足度を横軸として散布図を作成してみた。このグラフを見るだけでは、どの点(マーカー)がどの商品を示しているのか、分からない。それぞれ点の横に対応する商品名を表示したいところだ。試しに点をダブルクリックして「データ系列の書式設定」を開いてみると、点の横に横軸や縦軸の数値を表示することはできる。ただ、この状態では商品名を点の横に置くことはできない。

 これを楽に実現するには元の表に手を加える。順を追って解説していこう。まず、満足度を表の左側に置き、製品名をずらりと上に並べる。

 この作業には、「行列を入れ替える」機能を使うと便利だ。具体的には、元の表で縦に並んだ製品名(ティーカップから急須まで)をコピーし、表の上段(図ではC2セル)をクリック。「編集」メニューの「形式を選択して貼り付け」から「行列を入れ替える」にチェックを入れて「OK」ボタンを押す。続いて、製品名と満足度の数値が対応するように、売上高の値をコピーや貼り付けの操作で斜めに配置していく。

 さらに、表全体をマウスで選択してグラフウィザードを起動する。グラフの種類には散布図を選び、2番目の画面では系列に「列」を選択する。ここで「次へ」ボタンを押すとグラフオプションの画面が現れる。「データラベル」タブで「系列名」にチェックを入れる。最後に完了ボタンを押せば、点の横に製品名が入る。

 どうしても元の表に変更を加えたくない、という場合には少々手間がかかるが別の方法がある。表をマウスで選択したうえで、グラフウィザードを開き、「散布図」を選択。次の画面で系列を「行」とする。さらに「系列」タブをクリックして、名前とX、Yの値に対応するセルをひとつひとつ指定する。グラフオプションの画面でも上図と同じ設定にする。

 ただ、残念ながらこれらの方法が使えるのはExcel 2002(Office XP)とExcel 2003(Office 2003)のみ。従来のExcel 2000以前のバージョンでは使えないので要注意だ。

【数値をナナメに配置するのがポイント】
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図1 2つの値の相関関係を調べるためには散布図が使われる。ただ、通常の方法ではグラフの中に項目名を記入できない
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図2 まず項目名を横に並べて、値をナナメに配置した表に作り変える
図3 グラフを作り直す。データ範囲タブの系列は「列」を選ぶ

図4 データラベルタブでは系列名を選ぶ

図5 データラベルが表示された

出典:日経パソコン 2005年6月27日号
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