Windows 98、Windows MeパソコンをXPにアップグレードするときなど、ファイルシステムとしてFAT(FAT32)を使うかNTFSを使うかを選択しなければならないことがある(下図)。

図1 Windows XPではハードディスクのファイルシステムとして一般にFAT32かNTFSが利用される


 結論から言えば、XPの標準のファイルシステムはNTFS。アプリケーションがFATにしか対応していないなど特別な事情がなければ、NTFSを選択した方がいい。ファイルへのアクセス記録を保持してファイルシステムの整合性を保つなど、NTFSの方が信頼性や安定性が高いからだ。

機能差は歴然

 そもそもファイルシステムとは、WindowsなどOSがディスク上のファイルを読み書きするための仕組み。 ファイルシステムによって扱えるファイルやドライブのサイズなどに差が出てくる。

図2 FATとNTFSの主な違い


 現在Windowsがハードディスク用に採用しているファイルシステムは大きく分けてFAT16、FAT32、NTFSの3種類。このうちFAT16は既に過去のもの。主流はFAT32かNTFSだ。しかもWindows XPの時代に入り、NTFSにはますます機能が追加され改良が行われている。

図3 NTFSの主な付加機能(Windows XPで対応するもの)


 ちなみにWindows 2000、Windows XPでは、既存のFAT(FAT16 またはFAT32)ドライブを、保存されているデータを損なわずにNTFSに変換することが可能。例えばコマンドプロンプトでconvert.exeを実行すればいい。

出典:日経パソコン 2004年1月5日号
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