Windowsには、既成のフォントにはないオリジナルのフォントを作成できる「外字エディタ」機能があります。しかし、マイクロソフトでは、外字ファイルを他のパソコンで使用することはサポート対象外としています。以下の手順で外字をほかのパソコンに移すことができますが、あくまでも自己責任となります。

 通常、外字ファイルは「EUDC.TTE」と「EUDC.EUF」という、2つのファイルに収まっています。Windows XPではまず、コピー元のパソコンで「スタート」メニューから「検索」を開き、「eudc」などをキーワードにして2つのファイルを探し出します(下図)。

「スタート」メニューから「検索」を選び、現れた画面の左側の青い欄で「ファイルとフォルダすべて」を選ぶ。「ファイル名のすべてまたは一部」に「eudc」、「探す場所」に「Fonts」フォルダーを指定し「検索」を押す。

右欄に「EUDC.TTE」「EUDC.EUF」という2つのファイルが出てくるので、これをフロッピーなどにコピーする

 Windows 98ではCドライブにある「WINDOWS」フォルダーに2つのファイルがあります。フロッピーディスクなどの記録メディアにドラッグ・アンド・ドロップして2つのファイルをコピーしましょう。外字をコピーしたメディアをコピー先のパソコンに持っていったら、スタートメニューから「コマンドプロンプト」(Windows 98/Meでは「MSDOSプロンプト」)を起動してコピーします。

「マイコンピュータ」→「C ドライブ」→「WINDOWS」フォルダーにあるファイル2つをフロッピーなどにコピーする

 コピー先がWindows XPなら、「コマンドプロンプト」で「copy a:¥eudc* c:¥windows¥fonts」と入力し、[Enter]キーを押します。

外字をコピーしたメディアをパソコンに挿入した状態で、「スタート」メニュー→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を開く。上記のように入力し、[Enter]キーを押せば外字がパソコンにコピーされる

 コピー先がWindows 98/Meの場合、「MS-DOSプロンプト」を起動し、「copy a:eudc* c:¥windows」と入力。[Enter]キーを押します。

「スタート」メニュー→「すべてのプログラム」から「MS-DOS プロンプト」を開き、上記のように入力して[Enter]キーを押す

 外字ファイルをコピーする際は、「上書き」のみ可能で新たに外字を「追加」することはできません。そのため、既にコピー先のパソコンに外字ファイルがあると、上書きするかどうかメッセージが表示されますので、「y」または「yes」と入力して上書きします。

 Windows XPの場合は、コピー先に既に外字ファイルがあるとエラーが発生する場合があります。この場合、パソコンにあった「EUDC.TTE」「EUDC.EUF」ファイルを、前もってデスクトップなどに移動してからコピーを実行しましょう。

出典:日経パソコン 2004年3月29日号
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