WIA(Windows ImageAcquisition)は、デジタルカメラやスキャナー、デジタルビデオカメラなどから、USBやIEEE1394ケーブルを経由して画像や映像をパソコンに取り込む機能です。Windows MeやXPに標準で搭載されています。例えば、WIA対応のデジタルカメラをUSB経由で接続すると、パソコンが機器を自動的に認識し、取り込み画面を表示します。画面の指示に従えば簡単に画像を取り込むことが可能です。

 デジタルカメラでは、撮影した画像を単に取り込むだけなのでWIA方式でも構わないのですが、スキャナーになると話は変ります。スキャナー画像の取り込みには、昔からTWAIN方式が使われています。各メーカーは独自で各製品に最適化したTWAINドライバーを開発しており、このドライバーの性能差でスキャナーの使い勝手は大きく変ります。TWAIN方式の取り込みには、WIA方式ではできない機能もたくさん用意されているのです。

 例えばセイコーエプソンのスキャナーの場合、WIA方式だと、フィルム読み取り、ADF(連続給紙装置)読み取り、ネットワーク読み取りなどができません。さらに、TWAIN方式の「EPSON Scan」ソフトは、画像を補正してきれいに取り込む機能を持っていますが、WIAだと補正もしてくれません。同じ製品なのにWIA取り込みだと、スキャナーの性能が引き出せないのです。キヤノンのスキャナーにいたっては、TWAIN方式で統一化を図っていて、WIAには対応していません。とても簡単に画像や映像を取り込めるWIA機能ですが、スキャナーの画像取り込みには向いていません。

出典:日経パソコン 2004年6月7日号
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