米ウィキアは2008年1月7日、オープンソースで開発を進めている検索エンジン「Wikia Search」のアルファ版を公開した。処理の仕組みを公開すること、ユーザーからのフィードバックを受けて検索結果を改良していくことなどを特徴とする。ウィキアは、ユーザーの手で作られる知識共有型の百科事典サイト「Wikipedia」を創始したジミー・ウェールズ氏らが2004年に設立した会社。Wikipediaのようにユーザーの広い支持を得られれば、インターネット検索の分野で台風の目となる可能性がある。

 「ウィキアの検索エンジンは、オープンで、透明性の高い、公開された方法によって、信用ある利用者のコミュニティーからのフィードバックによって作られるものと考えています」――ウィキアは、Wikia Searchの目指すところをそう説明する。

 具体的には、(1)透明性(2)コミュニティー(3)品質(4)プライバシー、という4つの原則を掲げている。このうち、Googleに代表される既存の検索エンジンと一線を画すのが(1)と(2)だ。(1)の透明性は、検索システムやアルゴリズムを公開することで、検索結果の妥当性や信頼性を高めようとするもの。そして(2)のコミュニティーは、さまざまな人がWikia Searchの開発に貢献できる仕組みを用意することを示す。

 Wikia Searchで検索すると、検索結果の上部に「mini article」という領域が表示される。そのキーワードに関する説明が書かれている領域で、ユーザーが自由に編集できるようになっている。またページの下部には、不具合報告ページへのリンクも用意している。